健康診断の数字を扱う記事を書くとき、個人運営として守っているラインがいくつかあります。
サイトを始めた最初の動機が「健康診断結果を見て病院に行くべきか迷った」だったので、健康カテゴリは大切に書きたいテーマですが、同時に、いちばん危ないジャンルでもあります。書きすぎれば「医療行為に近い助言」になりかねないし、書かなさすぎれば「全部医師に相談してください」だけの記事になって、検索した意味がなくなります。
その間に置いている自分なりのラインは、ざっくり3つです。
1. ガイドラインの「分類」までは書く
例: 「eGFR 45 は CKD のステージ G3a に該当する」のような、各学会のガイドラインで明確に分類されている内容は、出典を添えて書きます。これは事実情報で、医師でなくても確認できます。
2. 「自宅でできる範囲」までは書く
例: 「塩分を1日6g未満に抑える」「鎮痛剤の毎日の常用を控える」のような、生活習慣の改善は書きます。これも医療行為ではありません。
3. 「治療方針」「薬の選択」は書かない
例: 「この薬を飲んでください」「この治療がおすすめ」とは絶対に書きません。これは医師の領域です。
このラインを越えそうになった時は、「ここからは医師の判断」と本文で明示するようにしています。記事末尾の免責だけでなく、必要な箇所には本文中にも置きます。
書く立場として悩むのは、「読者は今すぐ判断したいのに、医師に聞くのは何日も先」というギャップです。完全な解決はないので、せめて「今日のうちにこれだけ確認して、◯日以内に受診を」のような短期の行動を示せるよう、構成を工夫しています。
健康系の記事は、これからも書き方を見直し続けるテーマです。