梅雨のエアコン、除湿と冷房どっちが電気代安い?「弱冷房除湿」かを先に確認

結論

弱冷房除湿は冷房より安め、再熱除湿は冷房より高めというのが基本。まずリモコン表記で再熱方式が含まれているかを確認し、機種が古ければ買い替えで年間の電気代が下がる場合もあります。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(6項目)
  1. まずリモコンで「再熱」表示の有無を確認
  2. 1か月の電気代で見た目安
  3. どんな日にどちらを使うか
  4. 設定温度より、風の通り道を整える
  5. エアコン以外で湿度を下げる方法
  6. 古いエアコンは買い替えで元が取れることも

梅雨に入ると、エアコンの「除湿」と「冷房」のどちらを使えばよいか迷う声が増えます。「除湿のほうが電気代は安い」と言われがちですが、自宅のエアコンが「弱冷房除湿」か「再熱除湿」かで結論が変わります。まずリモコンや取扱説明書で除湿方式を確認するのが、無駄を減らす最初の一歩です。

まずリモコンで「再熱」表示の有無を確認

弱冷房除湿は冷房の弱いバージョン、再熱除湿は除湿した後の冷えた空気を温め直してから出す方式です。前者は冷房より電気代を抑えやすく、後者は温め直す電力を使う分、冷房より高くなる傾向があります。

リモコンに「カラッと除湿」「さらら除湿」「再熱」「快適除湿」のような表現が含まれていれば、再熱方式の可能性が高いです。「ドライ」「除湿」だけの表記なら、弱冷房除湿が中心の機種が多くなります。

確実に判別したい場合は、エアコン本体の側面や下部に貼られている型番をメーカーサイトで検索してください。仕様表に「除湿方式」や「再熱除湿」の項目が書かれている機種が多く、取扱説明書の「除湿運転」のページにも記載があります。

1か月の電気代で見た目安

8畳用のエアコンを1日8時間動かしたときの電気代の目安です。料金単価は1kWhあたり31円で計算しました。

  • 冷房(27℃設定): 1か月あたり約2,300〜3,000円
  • 弱冷房除湿: 1か月あたり約1,700〜2,400円
  • 再熱除湿: 1か月あたり約3,500〜4,500円

部屋の広さや断熱性、外気温で前後しますが、再熱除湿は冷房より2〜3割高め、弱冷房除湿は冷房より2割前後安め、というのがメーカー資料での目安です。「除湿だから安い」と思い込んで再熱式を長時間使っていると、月数千円の差になる場合もあります。

どんな日にどちらを使うか

外気温が25〜28℃のような梅雨らしい日には、弱冷房除湿で過ごしやすくなります。湿度だけ下げて室温は維持したい場合に向きます。

外気温が30℃を超える日や、家族みんながいて熱がこもる時間帯は、冷房のほうが消費電力が落ち着きます。除湿で粘ると稼働時間が延びて、結果的に電気代が増えることもあります。

再熱除湿は、冷房をつけると体が冷えやすい方や、洗濯物の部屋干しを早く乾かしたい場合に向きます。電気代が高めなので、必要な時間に絞って使うと家計の負担を抑えやすくなります。

設定温度より、風の通り道を整える

電気代を下げる効果は、設定温度を1℃上げるよりも、空気の循環をよくしたほうが大きく出ることがあります。サーキュレーターや扇風機を併用して部屋全体に風が回るようにすると、設定28℃でも体感は涼しくなります。

フィルター掃除も外せません。フィルターのほこりが多いと冷えにくくなり、稼働時間が延びます。月1回程度、掃除機でほこりを吸い取ると効きが戻ります。

吹き出し口の正面1m以内に、背の高い家具や洗濯物が置かれていないかも見ておきます。冷気がこもると部屋全体に届かず、設定温度を下げても効きが鈍くなります。

エアコン以外で湿度を下げる方法

再熱除湿しか選べない古い機種では、補助の道具を組み合わせると電気代を抑えやすくなります。

衣類乾燥除湿機は、脱衣所や洗濯物の部屋干しスペースなど狭い空間で使うと効率がよくなります。エアコン除湿よりも消費電力が少なくなる場合があり、メーカー仕様表で1時間あたりの消費電力を確認しておくと比較しやすいです。

換気の併用も効きます。室内の湿った空気を換気扇で外に出すと、エアコンが湿度を下げる負担が軽くなります。雨の日でも、外気の湿度が室内より低ければ換気で湿度は下がります。

つけっぱなしか、こまめにオン・オフかは住まいの断熱性で違ってきます。木造アパートで断熱性が低い場合はつけっぱなしのほうが安く済む傾向があり、鉄筋マンションで断熱性が高い場合はこまめに切るほうが向くこともあります。一度1週間ずつ試して、電気使用量明細を比べてみると自宅に合う運転方法が見えてきます。

古いエアコンは買い替えで元が取れることも

10年以上前のエアコンを使っていて再熱除湿で電気代が気になる場合は、買い替えで年間の電気代が下がることがあります。最近の省エネ機種は、10年前と比べて消費電力が3〜4割少なくなっている例もあります。

夏のピーク前(5月〜6月初旬)は、量販店の価格が比較的落ち着いている時期です。6月下旬から7月にかけて需要が増えると工事の予約が取りにくくなるため、買い替えを検討中なら早めに見積もりをとると工事日が選びやすくなります。

買い替えの判断材料としては、現在の年間電気代と新機種の年間目安電気代の差を見ます。差額が大きい家庭ほど、本体価格の回収期間が短くなります。量販店のスタッフに「今の機種の型番」と「使っている部屋の広さ」を伝えると、目安となる金額を出してもらえます。

梅雨のエアコン、除湿と冷房どっちが電気代安い?「弱冷房除湿」かを先に確認 — くらし 関連イラスト (どうする?)
Photo by Priscilla Du Preez 🇨🇦 on Unsplash

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参考資料

  1. 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
  2. 環境省 COOL CHOICE 家庭でできる省エネ

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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