e-TaxのID・パスワード方式が新規発行停止。これからどうする?
ID・パスワード方式によるe-Tax利用の新規発行は2025年10月で停止。既存利用者は当面利用可能ですが、新規はマイナンバーカード方式への移行が必要です。
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結論から先に
国税庁が運営するe-Tax(電子申告・納税システム)の「ID・パスワード方式」の新規発行が、2025年10月1日で停止されました。既存利用者は当面継続利用可能ですが、新規はマイナンバーカード方式への移行が必須です。マイナンバーカードを持っていれば、スマホ(マイナポータルアプリ)またはパソコン(ICカードリーダー)で本人確認ができ、税務署に行く必要なく自宅から24時間確定申告できます。マイナンバーカード未取得の方は、確定申告期前に早めに申請することをお勧めします(発行まで1〜2か月)。
どんな場合に当てはまるか
ID・パスワード方式の廃止が影響するパターンです。
確定申告をe-Taxで行っていた人
副業所得・医療費控除・ふるさと納税の確定申告など、毎年e-Taxを使っていた人。新規ID・パスワード方式の発行は停止されたため、マイナンバーカード方式への移行が必要になります。
マイナンバーカード未取得者
今年からe-Tax利用を始めたい人。ID・パスワード方式が選べなくなったため、マイナンバーカードを取得してから利用開始することになります。
個人事業主・フリーランス
青色申告者を含む個人事業主。会計ソフト(freee・マネーフォワード等)からのe-Tax送信もマイナンバーカード方式が標準になります。
副業会社員
給与以外の所得が20万円超で確定申告が必要な会社員。年末調整書類とは別に、自分で確定申告書をe-Taxで送信します。
ふるさと納税の控除を受けたい人
ふるさと納税のワンストップ特例制度を使わない方は確定申告が必要。寄付先6自治体以上の場合も確定申告必要で、e-Taxが便利です。
例外状況
ID・パスワード方式を継続利用できる人
2025年10月1日以前にID・パスワード方式を取得した人は、当面そのまま利用可能。終了時期は未定。ただし将来的に終了予定のため早めの移行が安心です。
紙の書類で確定申告したい人
電子申告ではなく、従来通り紙の確定申告書を税務署に郵送・持参することも引き続き可能。ただし還付までの期間が長くなる、医療費の領収書添付が必要等の手間があります。
マイナンバーカードを持ちたくない人
マイナンバーカード取得は任意です。取得しない選択もありますが、e-Tax利用は将来的に困難になる可能性があります。紙申告との併用が必要です。
スマホ・ICカードリーダーがない場合
- パソコンでマイナンバーカード方式を使うにはICカードリーダー(2,000〜3,500円)が必要
- スマホはNFC機能付きであればマイナポータルアプリで読み取り可能
- iPhone7以降、Android NFC対応機種なら多くが利用可
費用・リスク・注意点
マイナンバーカード取得・利用にかかる費用
- マイナンバーカード新規発行:無料
- 写真撮影:無料(証明写真機なら700円程度)
- ICカードリーダー(PC用):2,000〜3,500円
- マイナポータルアプリ:無料
- e-Tax利用料:無料
マイナンバーカード方式の主なメリット
- 自宅から24時間確定申告可能
- 税務署に行く必要なし
- 過去の申告データの引用が容易
- 還付申告:通常2〜3週間で還付(紙申告は1〜2か月)
- 医療費控除の領収書原本添付不要(明細書で代替)
- マイナポータルから医療費・ふるさと納税データの自動取得
ID・パスワード方式継続利用の不安
- 終了時期が未定だが将来的には終了
- 終了後はマイナンバーカード方式への移行必須
- 移行は本人がe-Tax上で実施
- 紛失時の再発行は税務署窓口必須
マイナンバーカード方式の主な手続き
- マイナンバーカードの取得:申請から1〜2か月
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号設定:4桁
- 署名用電子証明書の暗証番号設定:6〜16桁の英数字
- 電子証明書の有効期限:発行から5年(カード本体は10年)
- 期限切れ前の更新:市区町村窓口
確定申告期間
- 通常:2月16日〜3月15日
- 還付申告:1月から可能
- 2026年は3月15日が日曜なので3月16日(月)が期限
- マイナンバーカード方式なら24時間提出可能
注意すべきトラブル
- 暗証番号忘れ:市区町村窓口で再設定(無料)
- 電子証明書の有効期限切れ:更新で対応
- 確定申告ソフトとの連携問題:マイナンバーカード読み取りの再試行
- カード破損:再発行(1,000円)
よくある質問
Q. マイナンバーカードを今から申請したら確定申告に間に合いますか?
申請から発行まで通常1〜2か月かかります。2025年12月までに申請すれば2026年2月の確定申告期間に間に合う可能性が高いですが、確実性を期すなら早めに申請してください。市区町村窓口での申請、オンライン申請、郵送申請など複数の方法があります。
Q. マイナンバーカードを持っているがe-Taxを使ったことがない場合の準備は?
①マイナポータルアプリ(スマホ用)をダウンロード、②マイナンバーカードの暗証番号(4桁・利用者証明用、6〜16桁・署名用)を確認、③国税庁の「確定申告書等作成コーナー」または「e-Taxホームページ」にアクセス、④マイナポータルアプリで初回連携、の手順で準備完了。所要時間は30分程度です。
Q. パソコンとスマホ、どちらでe-Taxを使うのがおすすめ?
入力作業の量が多い場合(事業所得・複雑な控除等)はパソコンが効率的。シンプルな申告(給与+医療費・ふるさと納税のみ等)はスマホでも十分です。マイナンバーカードの読み取りはスマホ(NFC対応機種)が手軽です。
Q. e-Tax送信後、控えはどう保管しますか?
送信完了後にPDFファイルでダウンロード可能です。マイページ上にも一定期間(数年)保存されます。所得証明や住宅ローン申請等で確定申告書の控えが必要な場合に備え、PDFをローカルやクラウドストレージに保管しておくと安心です。
参考資料
- 国税庁「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」— 公式の利用案内
- 国税庁「ID・パスワード方式の新規発行終了について」— 廃止の詳細
- デジタル庁「マイナポータル」— マイナンバーカード活用全般
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参考資料
上記の出典は本文で扱った一般的情報の一次資料です。時期によりガイドラインが更新される場合がありますので、各機関の最新情報も併せてご確認ください。
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