共通テスト2027年、情報I配点化の大学は?高2の準備
2027年度共通テストで情報Iを配点化する大学が増える。北海道大などが新規配点。志望校の最新要項を秋に再確認。
目次(28項目)
結論から先に
2027年度の共通テストでは、「情報I」の扱いが大学ごとに分かれています。北海道大は「配点化しない→配点化する」に変更、そのほかにも複数の大学で「選択→必須」「配点化」の動きがあります。高2の段階での対策が現実的で、学校の授業+市販対策本+共通テストの過去問演習を組み合わせるのが基本です。志望校の最新要項は、2026年秋(7〜10月)に公表されるため、その時点で確認してください。
情報I とは
2022年度から高校で必修化された「情報I」は、共通テストでは2025年度入試から出題が始まりました。
- 出題範囲:プログラミング・データ分析・ネットワーク・情報モラル
- 試験時間:60分
- 配点:大学により異なる(配点化される場合は50〜100点)
2027年度の変化
北海道大の変更
- 旧:「配点化しない」(受験はするが点に入らない)
- 新:「配点化する」(合否に影響)
これは受験生にとって対策時間の配分を変える要因です。
他大学の動き
- 信州大 教育:8科目に統一(科目数の変更)
- 北見工業大:後期で7→5科目に軽減
- 愛媛大 医(看護):前期で8→6科目に軽減
学科改組も同時期に行われており、
- 北見工業大・信州大・九州工業大・熊本大・名古屋市立大・兵庫県立大で学科統合・改組
高2の準備スケジュール
高2の春〜夏(現在)
- 学校の授業を確実に履修
- 教科書付属の問題集を1周
- 情報Iの基本(プログラミングの読解・データ表現)
高2の秋〜冬
- 共通テスト過去問(2025年度・2026年度)を分析
- 配点化される大学の出題例を確認
- 志望校の最新要項(秋に公表)を確認
高3の春
- 共通テスト模試で実力測定
- 個別大学の対策(配点化される場合)
- 苦手単元の補強
高3の秋〜冬
- 共通テスト直前演習
- 大学別の出題予想
出題範囲の詳細
1. 情報社会の問題解決
- 情報モラル
- 著作権・個人情報保護
- ネット社会の課題
2. コミュニケーションと情報デザイン
- 情報の表現
- ピクトグラム・グラフ
- 情報デザインの原則
3. コンピュータとプログラミング
- アルゴリズムの基本
- プログラミングの基礎(Python・スクラッチ風)
- 変数・配列・ループ
4. 情報通信ネットワークとデータの活用
- ネットワークの仕組み
- データの整理・分析
- 統計の基礎
プログラミングの対策
共通テストのプログラミングは、
- 「DNCL」と呼ばれる擬似言語で出題
- 実際のコードを書くというより、コードを読む
- 変数の値を追跡する練習が中心
学校で習うPythonの基本を理解していれば、DNCLも読めるようになります。
データ分析の対策
データ分析の問題では、
- 平均・中央値・最頻値
- 分散・標準偏差
- 散布図・相関係数
- 度数分布表
中学・高校数学で習った統計の応用が中心です。
ネットワーク・情報モラル
- IPアドレス・ドメイン
- DNS・HTTP/HTTPS
- 公開鍵・秘密鍵の概念
- 個人情報保護法・著作権法
専門用語が多いので、用語集の作成と暗記が有効です。
対策教材
市販の対策本
- 旺文社「共通テスト 情報I 対策」
- 河合塾「共通テスト 情報I 完全攻略」
- 学研「共通テスト 情報I」
過去問・模擬問題
- 大学入試センターの公開問題
- 共通テスト模試(駿台・河合塾・東進)
- ベネッセの「進研模試」
オンライン講座
- スタディサプリ
- 駿台映像授業
- 東進ハイスクール
志望校の最新要項チェック
2026年秋に、各大学の「2027年度入試要項」が順次公表されます。
- 7〜8月:旧帝大・主要国立大
- 9〜10月:中堅国立・私立大
- 11月:全大学完了
公表されたら、志望校のウェブサイトで「情報I の配点」を確認してください。
私立大学の対応
私立大学では、情報I を必須としない大学が多いです。共通テスト利用方式でも、
- 情報I を使う:一部の私立(早稲田大学創造理工など)
- 情報I を使わない:大半の私立
私立志望の方は、まず志望校の入試方式を確認してから、情報I の対策時間を決めてください。
共通テスト全体での比重
情報I の配点比重は、大学全体で見ると総点900点中50〜100点(5〜10%)です。
- 英語(リーディング+リスニング):200点(22%)
- 数学(IA+IIBC):200点(22%)
- 国語:200点(22%)
- 理科 / 地歴公民:200〜300点(22〜33%)
- 情報I:50〜100点(5〜10%)
主要4教科より配点は小さいですが、合否を分ける場面では無視できない比重です。
不安が大きい場合
情報I に強い不安がある場合は、
- 学校の情報科の先生に相談
- 塾・予備校の情報I 講座
- オンラインの個別指導
得意な人なら独学で十分ですが、苦手な人は早めにサポート体制を整えるのが安心です。
よくある質問
Q. 情報I の配点はどれくらいですか?
大学によりますが、共通テスト全体に占める割合は5〜10%程度が一般的です。総点900点中50〜100点が「情報I」に振り分けられるケースが多く、配点化された大学では合否を分ける比重がある程度あります。志望校の配点ガイドラインを確認してください。
Q. 情報I の対策は今から始めて間に合いますか?
高2の春から本格的に始めれば、十分間に合います。学校の授業で情報Iを学習している方は、その範囲を確実に身につけることが基本です。プログラミング(Python・スクラッチ)、データ分析、ネットワークの仕組みなどが出題範囲です。市販の対策本や駿台・河合塾・東進などの講座で補強できます。
Q. プログラミングが苦手です。どう対策すべきですか?
共通テストの情報Iでは、本格的なプログラミングというより「アルゴリズムの読解」が中心です。実際にコードを書くより、フローチャートを追う・変数の値を追跡する練習が有効です。教科書付属の問題集を1冊しっかり仕上げると、土台ができます。
Q. 情報I を配点化しない大学はありますか?
あります。「課しても配点しない」「総合点から除外」などの扱いをする大学もあります。志望校の最新要項を確認し、配点化される場合と されない場合で対策時間を調整してください。配点化されない場合でも、最低限の受験は必要です。
Q. 私立大学の入試では情報I はどう扱われますか?
私立大学では情報Iを必須としない大学が多いです。共通テスト利用方式でも、情報Iを使わない大学もあります。私立志望の方は、英・国・数・理社の対策を中心に、情報Iは余力で対応する方針が現実的です。志望校の利用方式を確認してください。
参考資料
- 大学入試センター「共通テスト 情報I」— 公式の出題範囲とサンプル問題
- 旺文社「2027年度入試 情報I の扱い」— 大学別の配点まとめ
- 文部科学省「新学習指導要領 情報」— 情報I の学習内容
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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