日本郵便のゆうパック、ゆうパケット、クリックポストは、2026年10月1日(木)から新しい運賃になります。9月中に出せば旧運賃で送れるかどうかは発送方法によって区切りが違い、クリックポストは「投函した日」ではなく「支払手続きを終えた時刻」が基準です。ゆうパックは一律の値上げではなく、大きい荷物を県外へ送る場合に上げ幅が集中しています。以下は2026年9月18日時点で、日本郵便の発表資料とサイトを開いて確認した内容です。
発送方法ごとに「9月中」の意味が違う
| 発送方法 | 9月30日まで | 10月1日から | 旧運賃で送るための区切り |
|---|---|---|---|
| ゆうパック | 現行の基本運賃 | 平均約10%の改定 | 実施日は10月1日。経過措置の記載はなし |
| ゆうパケット | 1cm以内250円/2cm以内310円/3cm以内360円 | 一律360円 | 同上 |
| クリックポスト | 185円 | 240円 | 9月30日23時30分(予定)までに支払手続きを完了 |
クリックポストだけは、サイト上で区切りがはっきり示されています。9月30日23時30分(予定)までに支払手続きが完了した取引は旧運賃で、そこから10月1日6時まではメンテナンスでサイトに入れません。再開時刻は前後する場合があるとされています。月末の夜にまとめて手続きするつもりなら、23時30分ぎりぎりを狙わないほうが安全です。
ゆうパックとゆうパケットについては、発表資料にあるのは「2026年10月1日から改定する」という実施日だけです。9月30日までに郵便局の窓口などで引き受けてもらった荷物は現行運賃、10月1日以降に差し出す荷物は新運賃と読めます。9月30日の夜にポストへ入れたゆうパケットのように、投函と取り集めが日をまたぐ場合の扱いは資料に書かれていません。差額を確実に避けたいなら、遅くとも9月30日の窓口が開いている時間に差し出してください。
ゆうパックは、どの荷物がいくら上がるか(東京発の例)
平均約10%という数字だけでは、自分の荷物の上げ幅は分かりません。東京都から送る場合の現行運賃と新運賃を並べると、次のようになります(税込、現行→新、かっこ内は差額)。
| サイズ | 東京都内あて | 東北・関東・信越・北陸・東海あて | 近畿あて | 九州あて |
|---|---|---|---|---|
| 60 | 820→840(+20) | 880→970(+90) | 990→1,090(+100) | 1,410→1,550(+140) |
| 80 | 1,130→1,150(+20) | 1,200→1,320(+120) | 1,310→1,440(+130) | 1,710→1,880(+170) |
| 100 | 1,450→1,480(+30) | 1,500→1,650(+150) | 1,620→1,780(+160) | 2,020→2,220(+200) |
| 120 | 1,770→1,810(+40) | 1,830→2,010(+180) | 1,940→2,130(+190) | 2,340→2,570(+230) |
| 140 | 2,120→2,160(+40) | 2,170→2,600(+430) | 2,300→2,760(+460) | 2,680→3,220(+540) |
| 160 | 2,450→2,500(+50) | 2,500→3,000(+500) | 2,610→3,130(+520) | 3,010→3,610(+600) |
| 170 | 3,000→3,060(+60) | 3,070→3,680(+610) | 3,750→4,500(+750) | 4,140→4,970(+830) |
表から読み取れるのは、次の点です。
- 都内あては、どのサイズでも60円以内の上げ幅です。近場への発送を9月に前倒しする必要はほとんどありません。
- 県外あては120サイズまでが1割前後の上げ幅で、140サイズから急に大きくなります。関東あての140サイズは2,170円から2,600円へ約2割の値上げです。沖縄あては120サイズまででも大きめで、100サイズで+320円、120サイズで+370円です。
- 120サイズと140サイズの差が広がります。関東あての場合、現行の差は340円ですが、10月からは590円です。3辺の合計が120cmを少し超える荷物は、箱を替えて120サイズに収める効果が今より大きくなります。
冬物の衣類や布団、実家への荷物など、140サイズ以上を県外へ送る予定が決まっているなら、9月中に出すと1個あたり数百円の差になります。東京以外から送る場合の新運賃は、発表資料の別紙に発地ごとの表があります。現行運賃は日本郵便サイトの運賃表で都道府県を選ぶと確認できます。
ゴルフ・スキー・空港ゆうパックには、10月1日から「1個あたり30kg以下」という条件が加わります。1個の荷物にまとめられるのは、スキー板とスノーボードを合わせて2組までです。箱や袋などの包装用品も価格が変わります。
クリックポストは料金だけでなく、出し方と大きさも変わる
クリックポストは運賃が55円上がるのと同時に、引き受けの条件が変わります。
- 大きさ:現行は長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cmまで。10月1日からは「3辺の合計が60cm以内、長辺34cm以内で、ポストに投函できるもの」になります。
- 重さ:1kgまでから2kgまでに広がります。
- 出し方:現行はポスト投函か郵便局の窓口。10月1日からは原則としてポスト投函です。
窓口に出せるのは、ポストが満杯または故障しているとき、一度に投函できる量を超えるとき、サイズは条件内なのに投函口の横幅が足りないときの三つに限られます。その場合も、窓口で預かってもらえるのは厚さ3cm以下のものだけです。
つまり、厚さが3cmを超える荷物は「近くのポストの投函口に入るかどうか」で送れるかが決まります。投函口の大きさはポストによって違うので、厚みのある荷物をクリックポストで送るつもりなら、ラベルを作る前に実際に使うポストの口を見ておいてください。
ゆうパケットは薄い荷物ほど割高になる
ゆうパケットは厚さ別の運賃がなくなり、3cm以内なら一律360円です。3cm以内で送っていた人には変化がなく、影響を受けるのは1cm以内(250円→360円)と2cm以内(310円→360円)で送っていた人です。
10月以降、薄くて軽い荷物はクリックポスト(240円)のほうが120円安くなります。ただしクリックポストは、サイトでの支払い(Yahoo!ウォレットまたはAmazon Payのクレジットカード払い)とラベルの印字が必要です。ゆうパケットは郵便局で受け取る専用のあて名シールと切手で出せます。プリンターがない、ネット決済を使わないという場合は、110円または50円の負担増を受け入れるか、9月中に出すかの選択になります。
発表資料に書かれていないこと(2026年9月18日時点)
次の点は、開いた資料の範囲では確認できませんでした。あとから案内が出る可能性があるので、該当する人は差し出す前に確かめてください。
- 9月30日にポストへ投函し、取り集めが10月1日になったゆうパケットの運賃
- 9月30日までに支払手続きをしたクリックポストのラベルを、いつまで差し出せるか
- 持込割引などゆうパックの各種割引の変更(資料に変更の記載はありません)
- 郵便局アプリの「ゆうパックスマホ割」で予定されているキャンペーンの内容と期間
- フリマアプリの配送サービスの送料(各アプリの運営会社が決めるもので、この資料の対象外です)
- レターパックやスマートレターなど、資料に名前が出てこない商品
問い合わせ先は日本郵便のお客様サービス相談センターです。電話番号は0120-23-28-86(フリーダイヤル)、携帯電話からは0570-046-666(通話料は利用者負担)で、毎日8時から21時まで受け付けています。ガイダンスが流れたら「*」のあとに「1」を押します。
参考資料
- 日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」(2026年7月3日発表、本文と別紙の新運賃表)
- 日本郵便「2026年10月1日(木)以降のクリックポストの差出方法について」(2026年8月21日発表)
- クリックポスト専用サイトのお知らせ「クリックポストの運賃改定及びシステムメンテナンスについて」(2026年9月16日)
- 日本郵便「ゆうパック基本運賃表(東京発)」「ゆうパケット」の各ページ(2026年9月18日閲覧)