国民年金第1号の育児期間、保険料が免除される?

結論

2026年4月開始。第1号被保険者で子が1歳までの育児期間の国民年金保険料が免除に。申請が必要。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(19項目)
  1. 結論から先に
  2. どんな場合に当てはまるか
  3. 制度の対象となる人
  4. 対象となる期間
  5. 既存の産前産後免除との関係
  6. 第2号被保険者(会社員)との比較
  7. 例外状況
  8. 申請しないと適用されないケース
  9. 免除が受けられないケース
  10. 費用・リスク・注意点
  11. 免除される金額の目安
  12. 申請に必要な書類
  13. 申請の流れ
  14. 確定申告での扱い
  15. 自己判断で避けたいこと
  16. 関連する子育て支援制度
  17. 制度を最大活用するコツ
  18. よくある質問
  19. 参考資料

結論から先に

2026年4月から、国民年金第1号被保険者(自営業・フリーランス・学生・無職等)の育児期間の保険料が免除される新制度がスタートしました。対象は子が1歳になるまでの期間(既存の産前産後免除の終了後から)で、産前産後免除と合わせると最長で約16か月の免除が可能になります。

重要なのは、この免除期間は「保険料納付済期間」として扱われ、将来の老齢基礎年金額が減らないことです。会社員(第2号被保険者)が育児休業中に社会保険料免除を受けるのと同等の支援が、自営業者にも広がった形です。ただし申請が必要で、出生から3か月以内に市区町村窓口で手続きしてください。

どんな場合に当てはまるか

制度の対象となる人

  • 国民年金第1号被保険者(自営業・フリーランス・個人事業主)
  • 学生で国民年金に加入している(特例ではなく通常加入)
  • 無職で国民年金第1号
  • パート・アルバイトで社会保険未加入
  • 出産・出生時点で国民年金第1号

対象となる期間

  • 産前産後免除終了の翌月から子が1歳の誕生日月まで(最長約11か月)
  • 産前産後免除(出産予定日前月から4か月)と連続適用可能
  • 多胎(双子・三つ子)も同じ条件
  • 養子・里子の場合は個別相談(要件あり)

既存の産前産後免除との関係

  • 産前産後免除:2019年4月開始、出産前後4か月(多胎6か月)
  • 育児期間免除:2026年4月開始、産前産後免除終了後〜子1歳まで
  • 両制度を順次申請することで連続免除が可能
  • 合算最長約16か月

第2号被保険者(会社員)との比較

  • 会社員:育児休業給付+社会保険料免除(最大3年間)
  • 第1号被保険者:育児期間免除(最大1歳まで)
  • 第3号被保険者(専業主婦):もともと保険料負担なし
  • 制度間で差は残るが、第1号への支援が大幅拡充

例外状況

申請しないと適用されないケース

  • 出産はしたが申請を忘れた
  • 出産後に住所変更で手続き未完
  • 産前産後免除のみ申請して育児期間免除を申請し忘れ
  • 配偶者の扶養に入った後の手続き混乱 ※遡及適用の可能性はあるが、原則は3か月以内の申請が望ましい

免除が受けられないケース

  • 子が1歳を超えてから申請(対象期間外)
  • 第2号・第3号被保険者期間中の出産(別制度適用)
  • 養子縁組の要件を満たさない場合
  • 産前産後免除と二重申請(同期間は産前産後免除優先)

費用・リスク・注意点

免除される金額の目安

  • 2026年度の国民年金保険料:月17,510円
  • 11か月免除なら約192,610円が免除
  • 産前産後免除4か月+育児期間免除11か月=最大約263,000円
  • 多胎の場合は産前産後免除6か月で更に増加

申請に必要な書類

  • 国民年金被保険者関係届書(市区町村窓口またはダウンロード)
  • 母子健康手帳のコピー(出産日・子の氏名確認)
  • 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証等)
  • マイナンバー確認書類
  • 印鑑(自治体により)

申請の流れ

  1. 出産(出生届提出)
  2. 産前産後免除の申請(既に出産前から手続き可)
  3. 育児期間免除の申請(産前産後免除終了前後)
  4. 受理通知の確認
  5. 翌月以降の保険料納付書が来ないことを確認
  6. 子が1歳になる前月までで免除終了

確定申告での扱い

  • 免除期間中は保険料を払っていないため社会保険料控除の対象外
  • 過去に納めた付加保険料(月400円)等の扱いは個別確認
  • 育児期間免除分の追納は不要(納付済期間扱い)
  • 将来の年金額に影響なし

自己判断で避けたいこと

  • 「申請しなくても自動適用」と誤解(要申請)
  • 出生から3か月超の遅延申請
  • 産前産後免除のみ申請して育児期間免除を見落とし
  • 配偶者の扶養加入と免除申請の重複手続き
  • 引越し時の手続き先確認漏れ

関連する子育て支援制度

  • 児童手当(高校生年代まで拡充、第3子3万円)
  • 出産育児一時金(50万円)
  • 育児休業給付金(第2号被保険者)
  • こども誰でも通園制度
  • 妊婦のための支援給付
  • 子ども・子育て支援金(財源側)

制度を最大活用するコツ

  • 妊娠判明時点で市区町村に育児関連制度を一括相談
  • 母子健康手帳交付時に窓口で育児期間免除の説明を受ける
  • マイナポータル登録で電子申請対応の自治体を活用
  • 配偶者の社会保険上の扱いも合わせて整理
  • 確定申告時の社会保険料控除を最適化

よくある質問

上記FAQを参照してください。

参考資料

  • 日本年金機構 国民年金保険料の免除制度
  • 厚生労働省 子ども・子育て支援金制度
  • こども家庭庁 国民年金第1号被保険者の育児期間免除
国民年金第1号の育児期間、保険料が免除される? — お金 関連イラスト (どうする?)
Photo by StellrWeb on Unsplash

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参考資料

  1. 日本年金機構 国民年金保険料の免除制度
  2. 厚生労働省 子ども・子育て支援金制度
  3. こども家庭庁 国民年金第1号被保険者の育児期間免除

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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