副業の所得が20万円以下なら確定申告は不要?

結論

所得税の確定申告は不要でも、住民税の申告は必須。市町村の市民税課に申告書提出を。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(16項目)
  1. 結論から先に
  2. どんな場合に当てはまるか
  3. 「所得税の申告不要」が使えるケース
  4. 住民税の申告が必要なケース
  5. 確定申告が必要になるケース(20万円以下でも)
  6. 20万円ルールの落とし穴
  7. 例外状況
  8. 「確定申告した方が得」なケース
  9. 「申告不要のメリットを活かす」ケース
  10. 費用・リスク・注意点
  11. 申告漏れが発覚した場合のペナルティ
  12. 副業バレを防ぐ手順
  13. 経費の具体例(雑所得・事業所得)
  14. 自己判断で避けたいこと
  15. よくある質問
  16. 参考資料

結論から先に

「副業所得20万円以下なら確定申告不要」というルールは、所得税についてのみ当てはまる例外措置です。住民税については所得の多寡にかかわらず申告義務があり、市区町村の市民税課に「住民税申告書」を提出する必要があります。 また、医療費控除・ふるさと納税・住宅ローン控除1年目などで確定申告をする場合は、副業所得が20万円以下でも全額を申告書に記載する必要があります。「経費を引いた所得」が20万円基準であり、売上ではない点も注意。マイナンバー制度導入後、副業の所得が市町村に把握されやすくなっているため、適切な申告が安全です。

どんな場合に当てはまるか

「所得税の申告不要」が使えるケース

①給与所得者で、給与以外の所得が年間20万円以下、②給与所得が2,000万円以下、③年末調整を会社で受けている、の3条件をすべて満たす場合。クラウドワークス・メルカリせどり・アフィリエイト・ライティングなどの副業で、年間所得(売上から経費を差し引いた金額)が20万円以下なら所得税の確定申告は不要です。

住民税の申告が必要なケース

副業所得が1円でもあるすべてのケース。住民税には20万円ルールがないため、副業がある時点で市町村への申告義務が発生します。

確定申告が必要になるケース(20万円以下でも)

  • 医療費が年間10万円超で医療費控除を受けたい
  • ふるさと納税が6自治体超、またはワンストップ特例を使わなかった
  • 住宅ローン控除の1年目
  • 株式の譲渡損益を申告(損失繰越)
  • 副業が事業所得・不動産所得で赤字(本業給与と損益通算したい)
  • 2か所以上から給与を受け取っている
  • 年末調整されない収入がある

20万円ルールの落とし穴

  • 「売上40万・経費15万 → 所得25万」は申告必要(経費誤認)
  • 暗号資産(仮想通貨)の利益・株式配当(特定口座源泉徴収なし)も含まれる
  • 同年内に複数の副業がある場合は合算(A副業10万+B副業15万=25万で申告必要)
  • 副業の振込が翌年1月の場合、「収入計上年」の判定に注意

例外状況

「確定申告した方が得」なケース

  • 副業で源泉徴収されている(クラウドソーシング・アフィリエイト等):源泉徴収分が還付される可能性
  • 開業届を出して青色申告(10万円・55万円・65万円控除)を活用したい
  • ふるさと納税を7自治体以上に行った
  • 医療費が10万円超または医療費10万円以下でも所得200万円未満で総所得の5%超
  • 副業赤字を本業給与と損益通算できる(事業所得・不動産所得のみ)

「申告不要のメリットを活かす」ケース

  • 副業所得が完全に20万円以下、医療費控除等他の申告事由がない
  • 副業の住民税は自分で納付(普通徴収)を選択し、会社にバレるリスクを最小化
  • 経費がほぼないシンプルな雑所得(メルカリのスポット出品など)

費用・リスク・注意点

申告漏れが発覚した場合のペナルティ

  • 無申告加算税:本税の15%(50万円超部分は20%)。税務調査前に自主申告すれば5%
  • 延滞税:法定納期限の翌日から年率最大8.7%
  • 重加算税:隠蔽・偽装が認定されると本税の35%(無申告なら40%)
  • 住民税の追徴:最長5年遡る
  • 1万円の追徴が5年後の通知で10万円超に膨らむケースもある

副業バレを防ぐ手順

  1. 就業規則で副業可否を確認
  2. 確定申告(または住民税申告)の「住民税に関する事項」で「自分で納付(普通徴収)」を選択
  3. 副業の所得種類によっては普通徴収できないため要相談
  4. 副業先に本業会社の社会保険情報を伝えない
  5. 副業の振込先を本業給与とは別口座にする

経費の具体例(雑所得・事業所得)

  • 副業専用パソコン代の按分(30〜70%)
  • 通信費の按分(20〜50%)
  • 副業関連書籍・セミナー受講料
  • 副業関連の交通費
  • 自宅作業の家賃・光熱費の按分(10〜30%)
  • 副業用のソフトウェア・サブスク代

自己判断で避けたいこと

  • 「バレないだろう」と無申告
  • 売上と所得の混同
  • 領収書・帳簿の未整理
  • 副業所得を本業の年末調整書類に記載
  • 仮想通貨の利確・売却益の見落とし

よくある質問

上記FAQを参照してください。

参考資料

  • 国税庁 給与所得者で確定申告が必要な人
  • 国税庁 雑所得の課税
  • 総務省 個人住民税の申告
副業の所得が20万円以下なら確定申告は不要? — お金 関連イラスト (どうする?)
Photo by Sortter on Unsplash

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参考資料

  1. 国税庁 給与所得者で確定申告が必要な人
  2. 国税庁 雑所得の課税
  3. 総務省 個人住民税の申告

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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