iDeCoの加入年齢が65歳から70歳に延長される?2026年の対象は?

結論

iDeCo加入年齢が70歳に延長予定。65歳超でも会社員・自営業者なら新規加入・拠出継続が可能になる見込みです。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(19項目)
  1. 結論から先に
  2. どんな場合に当てはまるか
  3. 60代後半まで働き続ける予定の方
  4. 自営業者で長く働く予定の方
  5. 公務員・準公務員
  6. 専業主婦(夫)で配偶者の扶養に入っている方
  7. 65歳前で資金が貯まらなかった方
  8. 例外状況
  9. 加入できないケース
  10. 加入は可能でも検討が必要なケース
  11. 費用・リスク・注意点
  12. 拠出時の節税効果(試算)
  13. 拠出限度額(現行)
  14. 運用商品の選択肢
  15. 数値の目安
  16. 注意点
  17. 受取時の注意(重要)
  18. よくある質問
  19. 参考資料

結論から先に

2025年6月に成立した年金制度改正法により、iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入可能年齢が65歳から70歳に引き上げられることが決定しました。施行時期は段階的に進められる予定で、会社員・公務員・自営業者問わず、65歳以降も働き続ける方は70歳まで新規加入や拠出継続が可能になります。これにより60代後半の老後資金作りに新たな選択肢が広がり、所得控除による節税効果の活用期間が長くなります。同時にiDeCoの拠出限度額自体も段階的に引き上げ予定で(会社員月6.2万円など)、老後資金の運用環境が大きく改善されます。

どんな場合に当てはまるか

60代後半まで働き続ける予定の方

定年延長・再雇用などで65歳以降も給与収入がある方。所得控除のメリットを長く活用できます。

自営業者で長く働く予定の方

自営業者は国民年金第1号被保険者として、月6.8万円までの大きな拠出枠を活用できます。70歳までの延長で更に5年間の運用機会が増えます。

公務員・準公務員

拠出限度額は月1.2万円と低めですが、確実な所得控除節税が魅力。退職後の再就職先での加入も可能になります。

専業主婦(夫)で配偶者の扶養に入っている方

月2.3万円までiDeCo拠出可能。所得控除のメリットは限定的ですが、運用益非課税は活用できます。

65歳前で資金が貯まらなかった方

50代から始めて積立不足を感じている方の挽回手段になります。

例外状況

加入できないケース

  • 70歳以上(改正後)
  • 国民年金保険料を滞納している
  • 公的年金未加入の方
  • 既にiDeCo受給開始済みの方

加入は可能でも検討が必要なケース

  • 退職金との合算で受取時の税額が増える方
  • 60歳直前まで拠出予定で受取時期がすぐ来る方
  • 他の年金で老後資金が十分確保されている方
  • 短期間(残り数年)の運用で大きな効果が期待しにくい方

費用・リスク・注意点

拠出時の節税効果(試算)

  • 月1万円拠出(年12万円)の場合:所得税率20%・住民税10%の方で年36,000円節税
  • 月2万円拠出(年24万円):年72,000円節税
  • 月3万円拠出(年36万円):年108,000円節税
  • 月5万円拠出(年60万円・自営業者):年180,000円節税
  • 65〜70歳の5年間で180,000〜900,000円の節税

拠出限度額(現行)

  • 自営業者(第1号被保険者):月68,000円
  • 会社員(企業年金なし):月23,000円
  • 会社員(企業型DCのみ):月20,000円
  • 会社員(DBあり):月12,000円
  • 公務員:月12,000円
  • 専業主婦(夫):月23,000円
  • 2027年から会社員(DB併用):月62,000円に改正予定

運用商品の選択肢

  • 元本確保型(定期預金・保険):超低リスク
  • インデックス投信(国内株・先進国株):中リスク
  • バランス型投信:中リスク
  • アクティブ投信:中〜高リスク
  • 期間や許容リスクに応じて選択
  • 60代後半は元本確保型と低リスク投信中心が無難

数値の目安

  • 口座管理手数料:年2,000〜7,000円(金融機関により)
  • 拠出時の所得控除:拠出全額
  • 運用益課税:非課税
  • 受取時:退職所得控除・公的年金等控除を活用
  • 受取方法:一時金・年金・併用から選択
  • 最低拠出額:月5,000円

注意点

  • 60歳まで原則引出不可(中途解約不可)
  • 障害・死亡など特別な事情は例外あり
  • 受取時に税金がかかる場合あり(退職金との合算注意)
  • 運用商品の手数料に注意
  • 70歳延長は段階的施行、開始時期確認

受取時の注意(重要)

  • 一時金で受け取る場合:退職所得控除を適用
  • 年金で受け取る場合:公的年金等控除を適用
  • 退職金と同じ年に受取ると控除枠が共有される
  • 退職金受取後5年以上空けて一時金受取が有利な場合あり
  • 税理士相談が推奨される複雑領域

よくある質問

Q. 70歳まで加入の改正はいつから始まりますか?

2025年6月に法律は成立、施行時期は段階的で2026〜2027年から順次開始予定です。最新情報は厚生労働省・iDeCo公式サイトで確認してください。

Q. 65歳でiDeCoを始めるのは遅すぎますか?

短期間でも所得控除節税の恩恵は受けられます。65〜70歳の5年間でも年4〜10万円の節税が可能で、運用益も非課税です。NISAと比べて中途解約できない不便さはありますが、確実な節税という意味で価値があります。

Q. 既にiDeCoを受給開始しています。再加入できますか?

一度受給を開始した後の再加入は原則できません。70歳までは「拠出継続」のみが対象です。受給開始の判断は慎重に。

Q. iDeCoとNISAの併用は可能ですか?

可能です。両制度は別個に運用されます。所得控除を最大限活用したい方はiDeCo優先、引出の自由度を求める方はNISA優先で、両方の枠を活用するのが理想です。

Q. 加入したくない金融機関のiDeCoから他社へ移管できますか?

可能ですが、移管手数料(4,400円程度)と一時的な無拠出期間(1〜2か月)が発生します。手数料の低い金融機関(楽天証券・SBI証券など)への移管を検討する方が多いです。

参考資料

  • 厚生労働省「確定拠出年金(iDeCo)」— 制度概要と改正情報
  • iDeCo公式サイト — 加入手続きと運用ガイド
  • 国民年金基金連合会 — iDeCo運営の中核機関
iDeCoの加入年齢が65歳から70歳に延長される?2026年の対象は? — お金 関連イラスト (どうする?)
Photo by Katie Harp on Unsplash

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参考資料

  1. 厚生労働省「確定拠出年金(iDeCo)」
  2. iDeCo公式サイト
  3. 国民年金基金連合会

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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