自動車の環境性能割が2026年3月で廃止。買い時はいつ?

結論

環境性能割は2026年3月31日で廃止。エコカー減税の基準は5月から厳しくなる。買い時は車種と本人の優先度で判断。

どうする?編集部 · · 読了 約5分
目次(20項目)
  1. 結論から先に
  2. 環境性能割の仕組み
  3. 廃止の影響額
  4. エコカー減税の変更
  5. 買い時の判断
  6. 2026年3月31日までに買うべき車
  7. 2026年4月1日以降に買うべき車
  8. 影響が少ない車
  9. 電気自動車の補助金
  10. 自動車税種別割は別
  11. 軽自動車の優位性
  12. 補助金と組み合わせる
  13. 中古車の影響
  14. 売却時の影響
  15. 駆け込み購入の注意
  16. 維持費のシミュレーション
  17. 自治体補助の確認
  18. まとめ:いつ買うべきか
  19. よくある質問
  20. 参考資料

結論から先に

自動車の環境性能割2026年3月31日で廃止されます。これにより、自動車購入時の負担が車種により4万〜15万円程度減ります。一方、エコカー減税の燃費基準が2026年5月1日から厳しくなり、減税対象となる車種が絞られます。「環境性能割の廃止で得する」「エコカー減税の対象が減って損する」が同時に起きるため、買い時の判断は車種・本人の優先度によって異なります。EVや高燃費ガソリン車は引き続き有利、中燃費の車は影響が少ない、燃費の悪い車は廃止のメリットを大きく受ける形です。

環境性能割の仕組み

環境性能割は、車を取得するときに1回だけ支払う税金です。

  • 電気自動車・燃料電池車:0%(非課税)
  • 燃費の良いガソリン車:0〜1%
  • 平均的なガソリン車:1〜2%
  • 燃費の悪いガソリン車:2〜3%
  • 軽自動車:0〜2%(普通車より低い)

200万円の普通車で2%なら4万円、300万円なら6万円という計算です。

廃止の影響額

車種別の影響(目安):

  • 軽自動車(150万円):0〜3万円減
  • コンパクトカー(200万円):0〜6万円減
  • セダン(300万円):0〜9万円減
  • SUV(400万円):0〜12万円減
  • 輸入車(500万円):0〜15万円減

電気自動車・燃料電池車はもともと非課税のため、影響なしです。

エコカー減税の変更

エコカー減税は、新車購入時に支払う「自動車重量税」を減免する制度です。

  • ガソリン車の対象となる燃費基準が引き上げ
  • これまで対象だった一部の車種が対象外に
  • 電気自動車・燃料電池車は引き続き重点対象

これにより、ガソリン車の負担が増える可能性があります。

買い時の判断

2026年3月31日までに買うべき車

  • 燃費の悪いガソリン車(廃止前は3%、廃止後は0%)
  • 環境性能割の影響が大きい高額車

ただし、エコカー減税の対象外なら、3月以降に買っても重量税は同じです。

2026年4月1日以降に買うべき車

  • 環境性能割の対象車(廃止のメリット)
  • エコカー減税の対象外になる予定の車

影響が少ない車

  • 電気自動車・燃料電池車(変更前後で同じ)
  • 軽自動車の上位グレード(影響額が小さい)

電気自動車の補助金

電気自動車(EV)は環境性能割廃止後も非課税で、

  • CEV補助金(最大130万円・国の補助)
  • 自治体独自の補助(東京都は60万円・別途)
  • 重量税減免
  • 自動車税種別割(毎年)の減免

長期で見ると、ガソリン車より有利なケースがあります。

自動車税種別割は別

「環境性能割」と「自動車税種別割(毎年5月の税金)」は別の税金です。

  • 環境性能割:車購入時(2026年3月31日で廃止)
  • 自動車税種別割:毎年5月(継続)

毎年支払う税金は廃止されないので、注意してください。

軽自動車の優位性

軽自動車は環境性能割が普通車より低く、毎年の税金も安いです。

  • 環境性能割:0〜2%(普通車は0〜3%)
  • 軽自動車税種別割:年10,800円(2026年現在)
  • 普通車の自動車税種別割:年25,000〜76,500円

維持費を抑えたい方は、軽EVや軽ハイブリッドも選択肢です。

補助金と組み合わせる

新車購入時の支援:

  • CEV補助金(EV・FCV・PHV):最大130万円
  • エコカー減税(重量税):車種により0〜免税
  • 自治体補助(地域による):5万〜30万円
  • 販売店の値引き:車種・時期により

これらを組み合わせると、EVは表示価格よりかなり安く手に入る場合があります。

中古車の影響

中古車購入時も環境性能割が課税されていましたが、2026年3月31日で同様に廃止されます。

  • 新車より影響額は小さい(中古車は安いため)
  • 100万円の中古車で2%なら2万円
  • 300万円の中古車で3%なら9万円

中古車を検討している方も、廃止のメリットを受けます。

売却時の影響

車を売る側にも、税制改正の影響があります。

  • 環境性能割廃止後は、中古車の取得負担が減る
  • 中古車市場の需要が増える可能性
  • ただし、エコカー減税対象外の車は新車も中古車も同等のリスク

駆け込み購入の注意

「2026年3月31日までに買えば得」と慌てて買うのは、

  • 在庫がない車種が多い
  • 値引き交渉が難しい
  • 納期が3〜6か月先

3月までに納車されるためには、2025年12月〜2026年1月の発注が必要です。今(2026年5月)からだと、廃止前納車は難しいケースが多いです。

維持費のシミュレーション

10年保有を想定した負担(目安):

  • ガソリン車:200万円+ガソリン代100万+税金等30万円=合計330万円
  • ハイブリッド:250万円+ガソリン代50万+税金等25万円=合計325万円
  • EV:350万円−補助金130万+電気代30万+税金等15万円=合計265万円

EVは初期費用が高いものの、長期では有利な計算になります。

自治体補助の確認

EV・PHV購入時の自治体補助は、地域差が大きいです。

  • 東京都:最大60万円
  • 神奈川県:最大45万円
  • 大阪府:最大25万円
  • 地方:5万〜30万円

住んでいる自治体のサイトで「EV補助金」を検索すると、最新の補助内容が確認できます。

まとめ:いつ買うべきか

  • 燃費の悪いガソリン車を買いたい:2026年3月31日まで(廃止前にも検討)
  • 燃費の良いガソリン車:いつでも(エコカー減税が続く間に)
  • EV・FCV・PHV:今 or 補助金が充実している時期
  • 軽自動車:いつでも(影響額が小さい)

無理に駆け込まず、自分の生活と用途に合った車を選ぶのが基本です。

よくある質問

Q. 環境性能割は何ですか?

環境性能割は、自動車取得時に支払う税金で、燃費性能に応じて0〜3%(普通車)、0〜2%(軽自動車)が課されます。2019年10月の消費税増税と同時に「自動車取得税」が廃止され、代わりに導入されました。電気自動車は非課税、燃費の良いガソリン車は1〜2%、燃費の悪い車は3%という構造です。

Q. 廃止されるとどれくらい安くなりますか?

車種により異なりますが、200万円の車で2%の環境性能割が課される場合、4万円の負担減です。300万円の車で3%なら9万円、500万円の輸入車で3%なら15万円の節約です。一方、エコカー減税の基準が厳しくなるため、減税の恩恵は減ります。差し引きで考えると、車種により有利・不利が分かれます。

Q. エコカー減税の基準はどう変わりますか?

2026年5月1日から2028年4月30日までの延長期間で、エコカー減税の対象となる燃費基準が引き上げられました。これまで対象だった車種の一部が、減税対象外になります。電気自動車・燃料電池車などゼロエミッション車は引き続き手厚い減税です。ガソリン車は燃費の良い車に絞られます。

Q. 電気自動車(EV)は買い時ですか?

EVは環境性能割廃止後も非課税で、エコカー減税の重点対象として残ります。CEV補助金(最大130万円)も継続中です。ガソリン代の値上がりも続いており、長期的にはEVがコスト的に有利になる可能性があります。ただし、初期費用が高い、充電インフラ、バッテリー寿命などの考慮も必要です。

Q. 中古車は環境性能割の対象でしたか?

中古車も環境性能割の対象でした(新車と同じ税率)。2026年3月31日以降は、中古車購入時の負担も減ります。一方、軽自動車税種別割・自動車税種別割(毎年5月の税金)は変わりません。中古車は新車より初期費用が安いため、環境性能割の影響額自体は新車より小さいです。

参考資料

  • 総務省「自動車関係諸税」— 税制全体の概要
  • JAF「2026年度税制改正」— 業界団体の解説
  • 経済産業省「エコカー減税の概要」— 減税対象車の基準
自動車の環境性能割が2026年3月で廃止。買い時はいつ? — クルマ 関連イラスト (どうする?)
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参考資料

  1. 総務省「自動車関係諸税」
  2. JAF「2026年度税制改正」
  3. 経済産業省「エコカー減税の概要」

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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