台風で飛行機の欠航はいつ決まる?前日にできる変更・払い戻しの手順
欠航の確定発表は前日午後〜当日が中心ですが、ANA・JALが特別対応を発表していれば欠航前でも手数料なしで変更・払い戻しができます。まず公式サイトの運航の見通しページで自分の便が対象かを確認するのが先決です。
目次(8項目)
台風が近づいているのに、明日の便について航空会社から何の連絡もない。飛ぶのか飛ばないのか分からないまま荷造りする夜は落ち着かないものです。先に結論を言うと、欠航の確定発表は前日の午後から夜、または当日に出るのが中心で、2日以上前に決まることはまずありません。ただし確定を待つ必要はなく、ANA・JALが「特別対応」を発表していれば、欠航が決まる前でも手数料なしで変更や払い戻しができます。最初に見る場所は各社公式サイトの運航の見通しページです。
欠航の確定発表は前日の午後から夜が中心
台風による欠航は、天気予報から機械的に決まるわけではありません。航空会社は台風の進路や速度の最新データを見ながら、影響が避けられないと判断した便から順次発表していきます。JALは公式FAQで、悪天候による欠航・遅延の決定時期は状況によって変わり、出発間際になる場合もあると案内しています。
実際の傾向として、翌日の便に広い影響が見込まれる場合は、前日の午後から夕方にかけてまとまった発表が出ます。一方で進路の予測が難しい台風では、当日の朝まで「天候調査中」のまま保留されることも珍しくありません。
だから、2日前の時点で「まだ欠航と出ていないから大丈夫」とも「どうせ飛ばない」とも決めつけられません。確定情報を待つより、次に説明する特別対応が出ているかどうかを確認するほうが先です。
発表を待つあいだに自分で見ておく材料
航空会社の発表前でも、ある程度の見当はつけられます。気象庁の台風情報で暴風域と進路予想円を確認し、自分の便の時刻と空港の位置を重ねてみてください。出発か到着どちらかの空港が暴風域に入る時間帯と便の時刻が重なるようなら、影響を受ける可能性は高くなります。
逆に、台風が通過した後の便は、機材繰りの乱れが残っていなければ順次動き始めます。朝に抜ける台風なら夕方の便から再開する、といった流れが読めると、振替先を選ぶ参考になります。ただ、最終的に飛ぶかどうかを決めるのは航空会社です。自己判断で先にキャンセルすると通常のキャンセル料がかかる場合があるので、特別対応の発表を待って手数料なしの手続きに乗るのが損のない順序です。
欠航が決まる前でも「特別対応」が出ていれば動ける
台風の影響が見込まれると、ANA・JALは対象路線と対象搭乗日を指定して、購入済み航空券の無料変更・払い戻しを受け付ける特別対応を発表します。ここが分かれ目で、対象になっていれば実際に欠航したかどうかに関係なく、手数料なしで別の日に変更したり、全額の払い戻しを受けたりできます。
普段は変更できない割引運賃、たとえばANAのSUPER VALUEやJALのスペシャルセイバーで買った航空券も、特別対応の期間中は変更可能になります。キャンセル料が高い運賃で買っている人ほど、この発表を見逃さないでください。
確認場所はどちらも公式サイトです。ANAは「運航の見通し」、JALは「運航の見通しに関するお知らせ」というページに、台風接近の1〜2日前から対象路線・対象搭乗日・手続きの期限が掲載されます。予約時に登録したメールアドレスに案内が届く場合もありますが、届かないこともあるので自分から見にいくほうが確実です。
前日の夜にやることを順番に
特別対応の対象だと分かったら、電話ではなくWebで手続きします。台風前はコールセンターが混み合い、つながるまでかなり待つことになります。ANA・JALとも、予約管理ページから変更も払い戻しも自分で完結できます。
判断の軸はシンプルで、旅程をずらせるなら振替、旅行自体を取りやめるなら払い戻しです。振替先の便は台風通過後の日程に予約が集中するため、動くと決めたら早めに席を押さえたほうが選択肢が残ります。
払い戻しは急がなくても大丈夫です。ANAは悪天候で欠航した便の有償航空券について、旅程開始日から1年と30日以内なら手数料なしで払い戻せると案内しています。当日空港のカウンターに並ぶ必要はありません。帰宅の手段や宿の確保を優先して、払い戻し手続きは後日落ち着いてからでも間に合います。
行きは飛びそうで帰りだけ危ないとき
旅行で悩ましいのは、往復のうち帰りの便だけに台風がかかるパターンです。行きが通常運航なら出発自体はできますが、帰れなくなったときの延泊費用は後述のとおり自己負担になります。
この場合も判断材料は特別対応です。帰りの便が対象に入っていれば、旅行全体を前倒しで切り上げる、帰りだけ前日の便に変更する、といった組み替えが手数料なしでできます。往復とも対象なら、日程ごと後ろにずらすのも選択肢です。出発前の夜に、行き帰り両方の便名で対象かどうかを確認しておくと、現地で慌てずに済みます。
ツアー・予約サイト経由・LCCは窓口が別
ここまでの内容は、ANA・JALの公式サイトや窓口で直接買った航空券が前提です。買い方によっては手続きの流れが変わります。
旅行会社や航空券予約サイトを通して買った場合、手続きの窓口は購入した会社です。航空会社に直接連絡しても手続きできないので、予約サイトのマイページやサポート窓口に連絡してください。特別対応の条件自体は航空会社の発表に準じますが、事務手数料を別に設けている会社もあります。
パッケージツアーは旅行業約款に基づく扱いで、航空券単体とはルールが別です。ツアーを実施するかどうかは旅行会社が判断するため、申込先への確認が最優先になります。
ピーチやジェットスターなどのLCCも天候欠航時の変更・払い戻しには応じますが、現金ではなく自社ポイントでの返金を基本にしている会社があります。現金での返金を希望する場合の手順は各社で違うため、予約確認メールにある案内ページで確認してください。
欠航しても宿泊費や振替交通費は原則自己負担
見落としやすいのがここです。台風による欠航は航空会社に責任のない「不可抗力」にあたるため、欠航で発生した宿泊費・食事代・新幹線など他の交通機関への振替費用は、原則として補償されません。航空券代金の払い戻しと、欠航にともなう損害の補償は別の話です。
帰りの便が欠航して現地にもう1泊するなら、その宿泊費は自分持ちです。台風シーズンに旅行するなら、クレジットカード付帯の保険や国内旅行保険に「航空機遅延費用」の補償が付いているか、出発前に確かめておく価値があります。補償の金額や条件は契約ごとに違うので、該当部分だけでも約款に目を通しておいてください。
なお、欠航が決まった便のために空港へ行く必要はありません。Webで手続きできる予約なら、自宅やホテルから済ませるほうが確実で早いです。
参考にした公式ページ
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参考資料
- ANA 台風や降雪などの悪天候で欠航となった場合(国内線)
- ANA 悪天候などが理由の予約変更
- JAL 飛行機の欠航や遅延はいつ決まりますか(国内線)
- JAL 運航状況・見通しのご案内(国内線)
- 気象庁 台風情報
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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