まず数字を確認
国内線の預け荷物には、重量・個数・サイズの3つの上限があります。チェックインカウンターで一番引っかかりやすいのは重量です。一般的なエコノミー席(ANAは普通席、JALはクラスJ/普通席)の場合、無料で預けられるのは 1人あたり20kgまで です。
- 一般席: 20kgまで(無料)
- ファースト/プレミアムクラス: 45kgまで
- 個数: 2個まで(合計重量内)
- サイズ: 3辺合計203cm以内、1辺115cm以内
カウンターの計量で20.1kg以上が表示されると、超過料金の案内になります。
1kg超過で払う金額
ANA・JALの国内線で1kgあたりの超過料金は、おおよそ次のとおりです(2026年5月時点)。
| 航空会社 | 1kgあたりの料金 |
|---|---|
| ANA 国内線 | 600円 |
| JAL 国内線 | 600円 |
| ピーチ | 1,100円(事前予約なし) |
| ジェットスター | 1,300円(事前予約なし) |
| スプリングジャパン | 1,200円(事前予約なし) |
LCCは事前にWeb予約で重量枠を追加購入すると、空港カウンターで払うより半額以下になることがあります。たとえばピーチの場合、20kgの追加枠を事前購入すると約1,700〜2,500円。当日カウンターでは1kgごとに支払う形になり、超過5kgで5,500円ほどになります。
1〜2kg超過なら現地で出すほうが現実的
帰省土産・お酒・お菓子などで1〜2kgオーバーした程度なら、空港で追加料金を払うのが現実的です。理由は次のとおりです。
- 1kgあたり600円なら、2kgオーバーで1,200円
- 宅配便で送ると同じ重量でも1,800〜2,800円かかる
- 帰宅後の受け取り日数を待たずに済む
支払いはチェックインカウンターで、現金・クレジットカード・QRコード決済が選べます。
5kg以上の超過は組み直しを優先
5kg以上オーバーすると、追加料金が3,000円を超えてきます。この段階では、以下の選択肢を検討する余地があります。
1. 機内持ち込みに移す
国内線の機内持ち込みは 10kgまで/3辺合計115cm以内 が無料です。スーツケースから取り出しても重さがそれほどないもの(衣類・本・パソコン)は、機内持ち込みのリュック・ボストンバッグに移すと預け荷物の重量を減らせます。
ただし、液体(化粧水・ジェル類)と日焼け止め・スプレーは機内持ち込み制限があるので、これらは預け荷物に残してください。
2. 宅配便で送る
空港内の宅配カウンターから自宅に送る方法もあります。100サイズで2,000〜3,500円。料金はカウンター持ち込みでもほぼ同じです。北海道・沖縄発着は離島料金が加算されます。
宅配便の利点は、当日空港で重量に悩まなくて済む点と、自宅まで運ばずに済む点です。一方、翌日〜2〜3日かかるため、土産物が生鮮品の場合は航空便(クール宅急便)を選ぶ必要があります。
3. その場で開けて分ける
連れがいる場合は、その場でスーツケースを開けて荷物を分ければ、追加料金なしで対応できます。カウンター職員も慣れているため、声をかければ計量器の近くで作業させてもらえます。
預け荷物の重量を事前に減らすコツ
帰省土産で帰り便のスーツケースが重くなりがちな人は、行き便で次の準備をしておくと予防できます。
- スーツケースに デジタルの吊り下げ式計量器 を入れておく(1,000円ほど)
- 軽量のサブバッグを1枚入れておく(重い物を機内持ち込みに移すため)
- 行き便はスーツケースを18kgで止めておく(帰りで2kgまで増やせる余裕)
これだけで、空港カウンターでの慌ただしさはかなり減ります。
32kgを超える場合は分割か発送
1個あたり32kgを超える荷物は、安全上の理由で預けられません。スーツケースが22kg以上ある場合は、もう1個に分けるか、宅配便での発送に切り替えてください。空港の出発フロアには宅配カウンターがあり、その場で梱包・発送までできます。
※おわりに
国内線の重量超過はその場で対応できる場面が多く、対応方法を知っていれば数百〜数千円の追加料金の範囲で済むことがほとんどです。ただ、繁忙期(GW・お盆・年末年始)はカウンターが混むため、事前に大きさと重量を測っておいたほうが落ち着いて出発できます。