e-TaxのID・パスワード方式が廃止に。2026年確定申告はどうやる?
ID・パスワード方式は新規発行停止。既存ユーザーは2026年確定申告では一旦使えますが、今後はマイナンバーカード方式に移行が現実的。早めの設定が安心です。
目次(16項目)
結論から先に
e-Tax(電子申告)で使われてきたID・パスワード方式は2025年10月から新規発行が停止されました。既存ユーザーは2026年確定申告ではまだ使えるものの、長期的には廃止が予定されています。今後はマイナンバーカード方式が標準になります。早めにマイナンバーカードを取得し、Apple WalletまたはAndroidスマホ用電子証明書の設定を済ませておくと、来年以降の申告がスムーズになります。
ID・パスワード方式の経緯
ID・パスワード方式は、マイナンバーカードを持っていない方向けの暫定的なe-Tax利用方法でした。
- 税務署で発行
- ID・パスワードで認証
- 簡易的な手続きで使える
しかし、マイナンバーカードの普及に伴い、ID・パスワード方式は段階的に廃止されることになりました。
2025年10月の変更
2025年10月以降の主な変更点です。
- 新規のID・パスワード発行を停止
- 既存ユーザーは引き続き利用可
- 段階的に廃止する方針
つまり、2025年10月以降にID・パスワード方式を新たに使い始めたい方は、もう申請できません。マイナンバーカード方式の選択が必要です。
2026年確定申告での選択肢
2026年に提出する確定申告(令和7年分)では、次の方式が使えます。
- マイナンバーカード方式:マイナンバーカード+読み取り端末またはスマホ
- ID・パスワード方式:既存ユーザーのみ、引き続き使える
- 書面提出:税務署または郵送
「これまでID・パスワードで申告していた」方は、2026年確定申告までは引き続き使える前提ですが、今のうちにマイナンバーカード方式への移行を準備するのが現実的です。
マイナンバーカード方式の設定
マイナンバーカード方式を使うために必要なものです。
- マイナンバーカード(物理カード)
- 暗証番号(4桁・6〜16桁)
- 読み取り端末(ICカードリーダーまたはスマホ)
- e-Taxアカウント(国税庁のサイトから登録)
物理カードを使う場合は、ICカードリーダー(2,000〜4,000円)が必要です。スマホで読み取る場合は、対応スマホがあれば追加機器なしで使えます。
iPhoneのApple Wallet対応
iPhoneで電子証明書を使う方法です。
- iOSのバージョン確認(iOS 18以降推奨)
- 対応機種(iPhone XS以降など)
- Apple Walletアプリで設定
- マイナンバーカードを読み取って取り込む
設定後は、物理カードをスマホで読み取らなくても、Apple Walletから電子証明書を使えます。
Androidの場合
Androidスマホでも電子証明書の搭載が始まっています。
- Android 11以降(機種による)
- スマホ用電子証明書アプリ
- マイナンバーカードを読み取って取り込む
Androidの本格対応は2026年秋からの予定ですが、一部機種では既に対応しています。
確定申告ソフトの設定変更
マネーフォワード、freee、弥生などの確定申告ソフトを使っている方は、設定を切り替える必要があります。
- ソフトの設定画面でe-Tax方式を選択
- 「マイナンバーカード」「ID・パスワード」のいずれかを指定
- マイナンバーカードを使う場合は、カード読み取りの設定
各ソフトのヘルプページに、移行手順の詳細が記載されています。
マイナンバーカード未取得の場合
マイナンバーカードを持っていない方は、早めに申請してください。
- 市町村役場で申請(無料)
- 申請から交付まで1〜2か月
- 写真付き本人確認書類が必要
確定申告期限(3月15日)に間に合わせるには、12月中旬までに申請を済ませるのが安全です。
マイナポータル連携の活用
マイナンバーカード方式に移行すると、マイナポータルとの連携機能も使えます。
- 給与所得の源泉徴収票の自動取得
- 医療費控除データの自動取得
- ふるさと納税の寄附金控除データの自動取得
連携した情報は、確定申告ソフトに自動入力されます。手入力の手間が大幅に減ります。
暗証番号の管理
マイナンバーカードには複数の暗証番号があります。
- 署名用電子証明書暗証番号:6〜16桁
- 利用者証明用電子証明書暗証番号:4桁
- 券面事項入力補助用暗証番号:4桁
- 住民基本台帳用暗証番号:4桁
これらを忘れると、市町村役場の窓口で再設定する必要があります。安全な場所に記録しておいてください。
ロックされた場合の対処
暗証番号を連続で間違えると、カードがロックされます。
- 4桁の番号:3回連続で間違えるとロック
- 6〜16桁の番号:5回連続で間違えるとロック
- ロック解除は市町村役場の窓口で実施
窓口に行く際は、マイナンバーカードと本人確認書類を持参してください。
高齢者・苦手な方への配慮
スマホ・PC操作が苦手な方向けの選択肢です。
- 税務署での申告支援(2〜3月、無料)
- 確定申告会場の臨時会場
- 税理士への依頼(有料)
- 家族のサポート
無理にe-Taxを使わなくても、書面提出は引き続き可能です。
メリット・デメリット
各方式の比較です。
マイナンバーカード方式
- メリット:マイナポータル連携、安全性高、長期的に標準
- デメリット:カードと暗証番号の管理
ID・パスワード方式(廃止予定)
- メリット:簡易、カード不要
- デメリット:廃止予定、機能制限
書面提出
- メリット:操作不要、シンプル
- デメリット:時間がかかる、控除データの手入力
将来を見据えるなら、マイナンバーカード方式への移行を検討するのが現実的です。
よくある質問
Q. 今までID・パスワードで申告していましたが、すぐ使えなくなりますか?
既存のID・パスワード方式の利用者は、2026年確定申告では引き続き利用できます。ただし、長期的には廃止される方向で、いずれマイナンバーカード方式への移行が必要になります。2026年確定申告のうちに移行を完了させておくと、翌年以降スムーズです。
Q. マイナンバーカードがない場合はどうしますか?
市町村役場でマイナンバーカードを申請してください。申請から交付までに1〜2か月かかります。確定申告期限(3月15日)に間に合わせるには、12月中旬までに申請を済ませるのが安全です。マイナポータルとの連携やApple Walletへの取り込みは、カード受取後に設定します。
Q. iPhoneでマイナンバーカードを使うには?
iPhoneのApple Wallet機能で、マイナンバーカードの電子証明書を取り込めます(2026年確定申告から本格対応)。Apple Walletの設定後は、物理カードをスマホで読み取らなくても認証・申告が可能です。iOSのバージョン、対応端末を事前に確認してください。
Q. 確定申告ソフト(マネーフォワード、freeeなど)はどう変わりますか?
確定申告ソフトのe-Tax連携は、ID・パスワード方式とマイナンバーカード方式の両方に対応しています。マイナンバーカード方式に切り替える場合、ソフトの設定画面で「マイナンバーカード」を選び、カードを読み取って認証する流れです。各ソフトのヘルプページに移行手順が記載されています。
参考資料
- 国税庁「e-Tax」— 公式e-Tax情報
- 国税庁「ID・パスワード方式について」— 廃止予定の説明
- デジタル庁「マイナンバーカード」— マイナンバーカード制度
広告
参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
関連記事
iPhoneの電源が急に入らなくなった。どうやって直す?
IT・スマホ どうする?iPhoneの電源が急に入らなくなった。どうやって直す?
結論まず充電30分→強制再起動→リカバリーモードの順で試してください。これで直らない場合はApple サポートまたは正規修理店へ。
Gmailが突然受信できなくなった、何が原因?
IT・スマホ どうする?Gmailが突然受信できなくなった、何が原因?
結論まず別端末・ブラウザでGmail.comを直接確認。ストレージ容量・迷惑メール・フィルタを順にチェック。ほとんどは設定起因で解決可能。
Gmailの広告メールが急に増えた。2026年の対策と振り分け
IT・スマホ どうする?Gmailの広告メールが急に増えた。2026年の対策と振り分け
結論Gmailの広告メールはフィルタ+プロモーションタブ+一括選択で減らせる。配信停止が機能しないものはブロックと迷惑メール報告を使い分け。
Androidの写真をiPhoneに移したい どうやる?
IT・スマホ どうする?Androidの写真をiPhoneに移したい どうやる?
結論新規セットアップ時は「iOSに移行」アプリ、後からならGoogleフォト経由が確実。画質保持はPC経由が安全。
同じテーマの記事
タグ #e-Tax #ID・パスワード方式 #マイナンバーカード を含む他のカテゴリの記事も見る