宅配便の不在通知SMSのリンクを押してしまった。どう対処する?

この記事の要点

リンクを押しただけなら被害は限定的。個人情報・カード番号を入力していたら即座にカード会社・銀行に連絡し、利用停止と再発行を依頼。

  1. リンクを開いただけなら被害は限定的、即座にブラウザを閉じる
  2. 個人情報・カード番号を入力した場合は即座にカード会社・銀行に連絡
  3. アプリをインストールした場合は即アンインストール+ウイルス対策
どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(19項目)
  1. 押してしまった直後にやること
  2. 何を入力したかで対応が変わる
  3. リンクを開いただけ(被害ほぼなし)
  4. 個人情報を入力した
  5. クレジットカード番号を入力した
  6. 銀行のID/パスワードを入力した
  7. アプリをインストールした
  8. 何もしていないけれど不安
  9. 軽く済むケースと深刻化するケースの境目
  10. 被害が軽微で済む可能性が高いケース
  11. 被害が深刻になり得るケース
  12. 相談窓口・補償条件・パスワード変更の優先順位
  13. 被害発生時の対応窓口
  14. 数値の目安
  15. 被害補償の条件
  16. パスワード変更の優先順位
  17. スマホ初期化の判断
  18. 注意点
  19. 参考資料

押してしまった直後にやること

「押してしまった」と気づいた時点で焦りますが、何を入力したかで対応が変わります。落ち着いて次の順番で確認してください。

  • リンクを開いただけで個人情報を入力していないなら、被害は限定的です。そのまま閉じてSMSを削除し、念のため履歴やインストール済みアプリを確認してください。
  • カード番号を入力した場合は、即座にカード会社へ連絡してカードを停止します。1時間以内の連絡が補償適用に近づく目安です。
  • パスワードを入力した場合は、そのサイトと、同じパスワードを使い回している他サイトのパスワードもすぐに変更します。
  • アプリをインストールした場合は、すぐアンインストールし、銀行・通信会社のアプリへの不正アクセス痕跡がないかを確認します。
  • 不安が残る場合は警察相談電話 #9110、お金や契約に関わる被害なら消費生活センター 188 に相談してください。

何を入力したかで対応が変わる

リンクを開いただけ(被害ほぼなし)

ブラウザでページが表示されただけで、何も入力していない・アプリもインストールしていない状態。ブラウザのタブを閉じればほぼ問題なし。念のため通信を切って端末を再起動するのが安心です。

個人情報を入力した

氏名・住所・電話番号などを入力した場合、その情報は犯罪者の手に渡った可能性が高い。即座にパスワード変更+関連サービスの監視を開始してください。

クレジットカード番号を入力した

最も被害が深刻になりやすいケース。カード会社に即連絡し、カード利用停止+再発行を依頼。多くのカードは1〜2か月以内の不正利用が補償されます。

銀行のID/パスワードを入力した

ネットバンキングのログイン情報を入力した場合、即座にパスワード変更と銀行への連絡が必要。不正送金被害は早期発見で取り戻せることがあります。

アプリをインストールした

不正アプリは連絡先・SMS・電話の権限を奪い、被害が拡大する可能性大。即アンインストールしてスマホを初期化する判断もあり。

何もしていないけれど不安

リンクを開いただけで止まったなら、念のため①ブラウザ履歴・キャッシュ削除、②パスワード使い回しサイトの確認、③カード明細・銀行口座の異常チェック、④数日間の監視、で安心できます。

軽く済むケースと深刻化するケースの境目

被害が軽微で済む可能性が高いケース

  • ページを開いた瞬間に違和感を感じてタブを閉じた
  • 何も入力せずブラウザを閉じた
  • 通信を即座に切った
  • 最新OSで脆弱性対策が万全
  • セキュリティアプリが警告で阻止した

被害が深刻になり得るケース

  • カード番号・銀行情報・ID/パスワードを入力した
  • 携帯キャリア決済の暗証番号を入力した
  • 不正アプリをインストールした
  • 連絡先・SMS・電話の権限を許可した
  • 古いOS・古いブラウザで開いた
  • 1時間以上気づかず放置した

相談窓口・補償条件・パスワード変更の優先順位

被害発生時の対応窓口

  • カード不正利用:カード会社24時間窓口
  • 銀行口座不正アクセス:銀行のフリーダイヤル(24時間)
  • 携帯キャリア決済の不正:キャリアの不正利用相談窓口
  • 警察相談電話:#9110(全国共通)
  • 消費生活センター:188(いやや)
  • 緊急性が高い犯罪:110(警察)

数値の目安

  • フィッシング報告件数(2026年上半期):約120万件
  • 不正送金被害(2026年上半期):約42億円
  • カード不正利用補償期限:原則被害から60〜90日以内
  • パスワード変更必要:すべての関連サービス
  • アプリスキャン推奨頻度:週1回

被害補償の条件

  • カード:不正利用報告日から遡って60日以内が補償対象(カード会社により異なる)
  • ネットバンキング:本人の重大な過失がなければ補償
  • 携帯キャリア決済:早期報告で補償される場合あり
  • 第三者の不正アクセス:被害届と並行して対応
  • 補償申請には警察への被害届控えが必要なケース多い

パスワード変更の優先順位

  1. 入力したサイト(即座)
  2. 同じパスワードを使う他のサイト(メール・SNS・銀行)
  3. メールアカウント(最重要、認証メールの入口)
  4. 主要決済サービス(Amazon・楽天・Apple ID・Google)
  5. その他全サービス(管理アプリで一括変更が便利)

スマホ初期化の判断

  • 不正アプリをインストールした場合は強く推奨
  • 連絡先などにアクセス権を許可した場合
  • セキュリティアプリのスキャンで脅威が検出された場合
  • 初期化前にバックアップ(不正でない部分のみ)
  • 初期化後は重要なアプリのみ再インストール

注意点

  • 「被害補償の連絡」と称する追加詐欺に注意
  • 警察を名乗る電話・メールも疑う(本物の警察は基本的に電話ではなく書面)
  • カード会社から「カード番号を確認するため」と聞かれる連絡は詐欺
  • 個人情報を口頭・メールで伝えない
  • 詐欺に遭ったことを恥じる必要はない、誰でも巻き込まれる

参考資料

  • 警察庁 サイバー警察局 — フィッシング被害の最新情報と対策
  • フィッシング対策協議会 — 偽サイトの報告先
  • 国民生活センター「フィッシング被害」— 消費者向け被害対応ガイド
Photo by Nicolas Gonzalez on Unsplash

参考資料

  1. 警察庁 サイバー警察局
  2. フィッシング対策協議会
  3. 国民生活センター「フィッシング被害」

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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