マイナポータルで介護情報が見られる、設定はどうする?
介護情報基盤は2026年4月から段階的開始。マイナポータルのアプリ更新→「介護」タブから確認。家族の介護管理が大幅に効率化。
目次(25項目)
結論から先に
介護情報基盤は2026年4月から自治体ごとに準備が整い次第、段階的に運用開始されます。マイナポータル経由でケアプラン・サービス利用記録・介護費用・請求書を確認でき、家族の介護管理が大幅に効率化します。設定はマイナポータルアプリの更新→マイナンバーカードで認証→「介護」タブからアクセスの手順。本人の同意の下、離れて暮らす家族も閲覧可能になり、遠隔介護のサポートに役立ちます。
どんな場合に当てはまるか
介護情報基盤で確認できる主な情報
- 要介護認定情報:要介護度・有効期限
- ケアプラン:担当ケアマネジャー・サービス計画
- サービス利用記録:訪問介護・デイサービス・ショートステイ等の実績
- 介護費用情報:自己負担額・上限到達状況
- 請求書・領収書:電子明細
- 薬剤・健康情報:マイナ保険証データと連携
- 緊急連絡先:家族・主治医・ケアマネ
利用シーン
- 本人:日常的な介護管理、費用把握
- 家族(同居):家族会議で確認、診察時の参考
- 家族(別居):遠隔から親の状態確認
- ケアマネジャー:他事業者の利用状況把握
- 医療機関:診察時の介護情報参照
自治体の運用開始時期
先行運用予定(2026年4月以降)
- 一部の政令指定都市
- 介護情報先進自治体(神奈川県・千葉県・愛知県の一部)
- 都市部の主要市区町村
全国展開
- 2026〜2027年にかけて段階的
- 2028年度までに全国普及目標
自分の自治体の状況は市区町村のHPで確認。
設定の流れ
- マイナンバーカードを準備
- マイナポータルアプリの更新:最新版にアップデート
- アプリ起動:マイナンバーカードで認証
- 「介護」タブの選択:自治体対応している場合のみ表示
- 本人情報の確認:要介護度・サービス利用状況を閲覧
- 家族との共有設定:必要に応じて
例外状況
介護情報基盤対応外の自治体
- 2026年5月時点で大半の自治体は未対応
- 紙ベースの管理が継続
- 自治体の対応状況を定期的に確認
マイナンバーカード未取得者
- 介護情報基盤の利用にはマイナンバーカード必須
- 高齢者の場合は家族のサポートで取得を推奨
- 取得から発行まで1〜2か月
高齢者の操作支援
- スマホ操作が苦手な高齢者には家族の代理サポート
- 地域包括支援センターでの相談
- 自治体の高齢者向けデジタル支援
プライバシー保護
- 介護情報は機微性の高い個人情報
- 家族との共有は本人の同意が前提
- 第三者からの不正アクセスを防ぐ厳重な認証
費用・リスク・注意点
利用料金
- マイナポータル:基本無料
- 介護情報基盤:無料
- 自治体側の追加サービス:自治体ごとに異なる
必要な準備物
- マイナンバーカード(電子証明書有効)
- マイナンバーカード暗証番号(4桁+6〜16桁)
- スマートフォン(マイナポータルアプリ対応)
- 安定したインターネット接続
よくあるトラブル
- 暗証番号忘れ:市役所で再設定(無料)
- 電子証明書の有効期限切れ:5年ごと更新
- アプリの不具合:定期アップデートで解消
- 情報の誤記載:事業者・市町村に修正依頼
家族との閲覧設定
設定手順
- 本人がマイナポータルにログイン
- 「情報共有設定」を選択
- 家族のマイナンバー情報を登録
- 閲覧範囲(全情報・サービス利用のみ等)を指定
- 期間・取消条件を設定
設定例
- 配偶者:すべての情報を恒久的に
- 子(同居):サービス利用と費用情報のみ
- 子(別居):閲覧のみ、編集権限なし
介護費用の管理
従来のような苦労
- 紙の請求書を月ごとに保管
- 自己負担額の計算が面倒
- 高額介護サービス費の上限到達確認が困難
- 確定申告での医療費控除計算
介護情報基盤で変わる点
- 電子明細で即座に確認
- 自動計算で上限到達を通知
- 医療費控除の対象額を自動計算
- 過去データのダウンロード
終末期・看取りでの活用
- 在宅医療と介護の情報統合
- 救急搬送時の参考情報
- 看取り計画(事前指示)の管理
- 主治医・ケアマネとの情報共有
サポート体制
- マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
- 各自治体の介護保険担当
- 地域包括支援センター(中学校区ごと)
- ケアマネジャー(担当者)
セキュリティ対策
- マイナンバーカードの暗号化IC
- 利用者証明・署名用の2種類の電子証明書
- 不正アクセス時の通知機能
- 第三者からの照会には本人同意必須
介護事業者側の対応
事業者は2026年4月以降、順次:
- 介護記録の電子化
- 介護情報基盤への入力
- 紙の請求書から電子明細へ
- ケアマネジャーの情報共有方法見直し
事業者の対応状況により、すぐに全機能が使えるとは限らない。
認知症等で本人が操作できない場合
- 法定代理人(成年後見人)の活用
- 家族の代理操作(本人の同意が前提)
- 自治体の特別な対応(個別相談)
- 介護施設・事業者を経由した確認
マイナ保険証との関係
- マイナ保険証:医療情報の閲覧
- 介護情報基盤:介護情報の閲覧
- 両方をマイナポータルで統合確認可能
- 高齢者の総合的な健康管理に貢献
よくある質問
Q. 介護情報基盤はいつ全国で使えるようになる?
2026年4月以降、自治体ごとに段階的に開始。全国普及は2026〜2028年にかけて段階的進行予想。自分の自治体の対応時期は市区町村ホームページ・地域包括支援センターで確認できます。
Q. 認知症が進んだ親の情報を見たい。本人の同意は得られそうにない。
①法定代理人(成年後見人)の制度を活用、②家庭裁判所での申立て、③日常生活自立支援事業の利用、④地域包括支援センターに相談、です。本人の判断能力が低下した場合の手続きは複雑なので、専門家・行政の支援を受けるのが安全。
Q. 介護情報基盤の情報に間違いがあった場合は?
①介護事業者に修正依頼(最も多い対応先)、②ケアマネジャーを通じての確認、③市区町村の介護保険担当窓口、④マイナポータルから問い合わせ、です。電子データなので、修正後は即座に反映される利点も。
Q. プライバシーが心配です。安全ですか?
①マイナンバーカードの暗号化IC、②2つの電子証明書による多段階認証、③閲覧履歴の記録、④不正アクセス時の通知、⑤本人同意なしの情報提供禁止、で重層的に保護。他のマイナンバー関連サービスと同等のセキュリティ。
Q. 介護情報基盤は強制ですか?従来通り紙でやりたい。
任意です。マイナポータルでの閲覧をしない選択も可能。介護事業者は引き続き紙の請求書・領収書を発行できますが、長期的には電子化が進む見通し。「使える人だけ便利になる」段階の制度。
参考資料
- 厚生労働省「介護情報基盤」— 制度詳細
- マイナポータル — オンラインサービス
- デジタル庁「マイナンバーカード活用」— マイナカード全般
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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