令和9年度(2027年1月実施)の大学入学共通テストは、出願内容の登録が令和8年10月2日(金)17時まで、検定料の支払いが同じ日の23時59分までです。登録しただけでは出願にならず、検定料を支払った時点で完了します。手続きはすべて「共通テスト出願サイト」のマイページで行い、期限を過ぎた出願は一切受け付けられません。マイページの作成も10月2日17時で締め切られるので、まだ作っていない人はメールアドレスと顔写真データの用意から始めてください。この記事の日付と金額は、大学入試センターが令和8年6月に発行した令和9年度受験案内で確認したものです。
10月2日には締切が二つある
出願に関係する期間を、受験案内の記載どおりに並べます。
| 手続き | 期間 |
|---|---|
| マイページの作成 | 令和8年7月1日(水)10:00〜10月2日(金)17:00 |
| 出願内容の登録 | 9月15日(火)10:00〜10月2日(金)17:00 |
| 検定料等の支払い | 9月15日(火)10:00〜10月2日(金)23:59 |
| 出願内容の確認・訂正 | 10月9日(金)10:00〜10月16日(金)17:00 |
| 受験票の取得 | 12月4日(金)10:00〜令和9年4月30日(金)17:00 |
| 本試験 | 令和9年1月16日(土)・17日(日) |
| 追試験・再試験 | 令和9年1月23日(土)・24日(日) |
同じ10月2日でも、登録の締切は17時、支払いの締切は23時59分と別の時刻です。23時59分まで残っているのは、17時までに登録を終えた人の支払いだけで、17時を過ぎると登録そのものが締め切られます。支払期限の3日前になっても支払いが済んでいない人には、メールとマイページの「お知らせ」で通知が届きます。
大学入試センターの志願者問合せ専用電話は9時30分から17時までで、土日と祝日は休みです。10月2日の夜に支払いの操作で迷っても、電話では聞けません。受験案内にも、出願期間中は電話回線が特に混み合うと書かれています。
検定料は4通り。地理歴史と公民は合わせて1教科
支払う金額は、受験する教科数と、成績の閲覧を希望するかどうかで決まります。成績閲覧の手数料は300円です。
| 区分 | 成績の閲覧を希望する | 希望しない |
|---|---|---|
| 3教科以上を受験 | 18,300円 | 18,000円 |
| 2教科以下を受験 | 12,300円 | 12,000円 |
これとは別に、支払方法を問わず一律188円の手数料がかかります。3教科以上で成績の閲覧も希望する場合、支払う合計は18,300円と188円で18,488円です。自分で計算する必要はありません。出願内容を登録すると、支払う金額がマイページに表示されます。
ここで迷いやすいのが教科数の数え方です。地理歴史と公民は、この2教科を合わせて1教科として数えます。受験案内の例では、国語・地理歴史・公民を受験する場合、出願のうえでは2教科となり、検定料は「2教科以下」の区分です。
成績の閲覧を希望した人は、令和9年4月1日(木)10時から4月30日(金)17時まで、マイページで成績を見られます。
登録を始める前にそろえるもの
受験案内が「事前準備」として挙げているのは四つです。
端末。 インターネットにつながるパソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかを使います。スマートフォンとタブレットの推奨環境は、Android 13.0以上のGoogle Chrome、iOS 16.0以上のSafariです。
メールアドレス。 日常的に確認できるものを1人につき一つ用意します。フリーメールや携帯電話のアドレスでも登録できますが、一つのアドレスを複数人で使うことはできません。きょうだいで同じ年に受験する場合も別々に必要です。「no-reply@cen.dnc.ac.jp」「system@p01.mul-pay.com」「noreply@gmo-pg.com」からのメールを受け取れるよう、迷惑メールの設定を先に確かめておきます。ログインのたびに、このアドレスへ認証コードが届きます。
顔写真データ。 令和8年7月1日以降に撮影した、上半身・無帽・無背景の写真です。サイズは5MB以内で、形式はjpg、jpeg、jpe、png、heic、heifのいずれか。スマートフォンで撮った写真でも構いませんが、アプリで加工・修正したものや、プリントされた写真を撮り直したものは使えません。試験時間中に眼鏡をかける人は、眼鏡をかけて撮影します。
支払方法。 クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyのどれで払うかを先に決めておきます。
マイページを作るときは、氏名、生年月日、メールアドレス、電話番号、パスワード、秘密の質問と答えを入力します。仮登録のあとに届くメールのURLは、発行から60分を過ぎると無効になり、最初からやり直しになります。パスワードと秘密の質問の答えは、受験票の印刷や成績の閲覧まで使うので記録しておいてください。マイページは本人が一つだけ作ります。
支払方法ごとの違い
- クレジットカード:VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Clubが使えます。志願者本人の名義でなくても構いません。一括払いのみです。
- コンビニエンスストア:専用サイトで支払いに必要な番号を取得し、店頭で支払います。使えるのはセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマートで、日本国内の店舗に限ります。番号はメールとマイページの「お知らせ」にも届きます。
- Pay-easy(ペイジー):同じく番号を取得し、Pay-easyに対応した金融機関のATMかインターネットバンキングで支払います。口座やキャッシュカードも本人名義に限りません。コンビニエンスストアの窓口や共用ATMでは利用できません。
支払いが終わると、出願完了の通知がメールとマイページの「お知らせ」に届きます。登録を済ませていても、10月2日23時59分までに検定料が支払われなければ出願は受理されず、共通テストは受験できません。
あとで教科数を減らすなどして減額になった場合、クレジットカード払いは差額決済で戻ります。コンビニエンスストアとPay-easyで払った人への返還は銀行振込になり、振込手数料143円を引いた額が振り込まれます。口座の入力を誤って再振込になると、さらに220円かかります。
登録の途中でつまずきやすいところ
氏名の漢字が入らない。 JIS漢字コードの第1・第2水準以外の文字は、登録エラーになることがあります。その場合は「髙→高」「﨑→崎」のような代替文字か、ひらがな・カタカナで入力します。ここで登録した氏名が受験票に載ります。共通テストの出願は旧姓や通称名でもできますが、志望大学への出願でどう扱われるかは各大学に確認するよう書かれています。ローマ数字(Ⅰ、Ⅱなど)も登録できないので、算用数字に置き換えます。
顔写真が否認された。 顔が小さすぎる、前髪で目元が見えない、壁の模様やカーテンが写っている、顔や背景に影がある、眼鏡に照明が反射している、といった写真は「受付できない写真」と判定されます。判定の結果はメールとマイページで通知されます。否認されても、期間内に検定料の支払いまで終えていれば出願は受理されます。再登録できるのは、10月2日17時までの登録期間中か、10月9日10時〜16日17時の確認・訂正期間中です。この間に再登録しなかった場合、マイページから取得した受験票を試験当日に使えなくなります。なお、一度登録した顔写真は、否認された場合を除いて変更できません。
どの教科を登録するか決まっていない。 受験案内は、教科を選ぶ前に志望大学の募集要項を確認するよう求めています。地理歴史・公民と理科は、受験する科目数も出願時に登録し、試験当日に変えることはできません。迷っていても、まず10月2日までに出願を終わらせ、10月9日からの確認・訂正期間で直すことができます。
出願したあとにやること
10月9日〜16日:登録内容の確認と訂正。 マイページの「出願内容の確認・訂正」から、氏名、住所、出願資格、登録教科などを訂正できます。審査中または承認済みの顔写真は対象外です。「2教科以下」から「3教科以上」に変えると6,000円、成績の閲覧を「希望する」に変えると300円の追加支払いが生じ、それぞれ手数料188円が加わります。追加分の支払期限は10月16日23時59分で、間に合わなければ訂正前の登録内容のままになります。この期間が終わると、メールアドレスやパスワード、氏名などの一部を除いて、出願内容は一切訂正できません。
12月4日以降:受験票の印刷。 受験票は郵送されません。12月4日10時以降にマイページからPDFを取得し、A4サイズの白色の用紙に縦向きで、拡大・縮小せずに印刷します。背面の透かしと顔写真が鮮明であれば、白黒印刷でも使えます。余白や裏面に何か書かれた受験票は使えません。試験日の直前は出願サイトにアクセスが集中してつながりにくくなることがあると、受験案内は注意しています。
受験票の氏名と生年月日に誤りがあった場合は、12月4日10時から令和9年1月7日(木)17時までにマイページで訂正し、1月8日17時以降に取得し直します。
出願できる人と、別に必要な手続き
出願できるのは、共通テストを利用する大学への入学を志願していて、受験案内の出願資格のいずれかに当てはまる人です。高等学校や中等教育学校を令和9年3月に卒業見込みの人、すでに卒業した人、高等専門学校の第3学年を修了した人や修了見込みの人のほか、高等学校卒業程度認定試験の合格者、合格見込みの人、令和8年度第2回の認定試験に出願している人も含まれます。出願資格を証明する書類を大学入試センターに出す必要はありません。
試験場は大学入試センターが指定し、変更はできません。高等学校などを令和9年3月に卒業見込みの人は、登録した学校がある試験地区の中で指定されます。それ以外の人(すでに卒業した人など)と、通信制課程の卒業見込みの人は、登録した現住所の試験地区の中での指定です。最寄りの試験場になるとは限りません。
次の二つは、この出願とは別の手続きです。
- 受験上の配慮の申請。 病気や障害などで配慮を希望する場合は、出願とは別に申請書類を出します。第2期の受付は10月2日までです。
- 志望大学への出願。 共通テストに出願しても、大学への出願にはなりません。各大学の募集要項に沿って別に行います。
共通テスト出願サイトを使えない「真にやむを得ない事由」がある人の問い合わせ期限は9月11日で、すでに過ぎています。受験案内は、端末を持っていない、自宅にインターネット環境がないという理由だけではこの事由に当たらないとし、学校や公共施設からの出願を検討するよう案内しています。
問い合わせ先
- 共通テスト出願サイト:
https://examinee.dnc.ac.jp/examinee(大学入試センターの「令和9年度試験」のページからも入れます) - 志願者問合せ専用電話(大学入試センター事業第1課):03-3465-8600、9時30分〜17時(土・日曜、祝日、12月29日〜1月3日を除く)
- 電話での問い合わせが難しい障害等のある人の専用FAX:03-3485-1771
受験案内の裏表紙には、問い合わせの前に「共通テストQ&A(よくある質問)」を見てほしいと書かれています。画面の操作は、出願サイトの案内ページにある操作マニュアルと説明動画で確かめられます。
日付と金額は令和9年度試験のものです。来年度以降に読む場合は、その年度の受験案内で読み替えてください。
参考資料
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト 受験案内」— 章ごとのPDFの一覧、裏表紙の問い合わせ先
- 同 受験案内「B 出願」— 出願期間、出願資格、検定料と返還、出願方法、顔写真の条件、支払方法
- 同 受験案内「C 出願後」— 確認・訂正期間、追加支払い、受験票の取得と印刷、試験場の指定
- 大学入試センター「大学入学共通テスト出願サイトについて」— マイページ作成期間、成績閲覧期間、操作マニュアル
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト」— 試験期日、受験上の配慮の申請期間