日本学生支援機構 第二種奨学金、2027年から返済する月額はいくら?
第二種は月貸与額・年数・利率で返済額が決まる。月12万円×4年なら20年返済で月17,000円前後。在学中の試算とシミュレーションが必須。
目次(21項目)
第二種奨学金の基本
- 利率:年0.3〜1.0%程度(経済情勢で変動、上限3%)
- 貸与月額:2万円〜12万円から選択
- 在学中は無利子、卒業後から利息が発生
- 返済期間:13〜20年(貸与総額により)
- 連帯保証人・保証人 or 機関保証を選択
返済の試算例
例1:月8万円×4年(総額384万円)
- 利率0.5%(仮):月15,000円×約23年で総額約414万円
- 利率1.0%:月16,000円×約23年で総額約442万円
例2:月12万円×4年(総額576万円)
- 利率0.5%:月17,000円×約30年で総額約613万円
- 利率1.0%:月18,500円×約30年で総額約665万円
例3:月5万円×4年(総額240万円)
- 利率0.5%:月12,000円×約17年で総額約254万円
- 利率1.0%:月12,500円×約17年で総額約263万円
「在学4年間で借りた額」が大きいほど返済期間・総返済額が増えます。
返済開始までのスケジュール
- 3月:大学卒業
- 4月:返済開始準備
- 10月27日(前後):第1回目の返済(口座引落)
- 以降毎月27日(土日なら翌営業日)に引落
利率の見直し
第二種奨学金には2種類の利率タイプがあります。
利率固定方式
- 借り入れた時点の利率が返済終了まで固定
- 計画が立てやすい
- 金利上昇時にメリット
利率見直し方式
- 5年ごとに利率が見直し(変動)
- 借り入れ時点の利率が低い傾向
- 金利下降時にメリット
どちらを選ぶかは在学中に決め、卒業時に変更も可能です。
第一種・第二種の併用
- 第一種:無利子(条件あり)
- 第二種:有利子(条件緩め)
- 多くの学生が両方併用
返済時は、利息のある第二種を優先的に返す戦略が一般的です。
返済が困難な場合の救済制度
減額返還
- 月の返済額を1/2、1/3に減らす
- 返済期間は延びる
- 経済的な事情を申請
返還期限の猶予
- 最長10年間、返済を一時停止
- 失業・病気・育児休業などが対象
- 期間中は利息発生
所得連動返還型
- 第一種奨学金で利用可能
- 年収に応じて返済額が変動
- 年収300万円未満なら返済額が極小
これらの制度は延滞前に申請してください。延滞してからでは対応が限定的です。
延滞のリスク
返済を延滞すると:
- 延滞金(年5%程度)が加算
- 信用情報機関に登録(CIC・JICC・KSC)
- カードローン・住宅ローンの審査に影響
- 連帯保証人に督促が及ぶ
- 給与差押え(最終手段)
「払えない」状態になったら、すぐ日本学生支援機構(0570-666-301)に連絡してください。
返済シミュレーションの使い方
日本学生支援機構公式サイトの「貸与・返還シミュレーション」を使います。
- 貸与月額を入力(2万・3万・5万・8万・10万・12万円)
- 貸与期間を入力(48か月=4年など)
- 利率タイプ(固定 or 見直し)を選択
- 仮の利率(0.5% or 1.0%)を入れる
- 結果として月の返済額・総返済額が表示
在学中に必ず一度試算し、卒業後の収入見込みと比較してください。
卒業後の収入見込みとの照合
| 想定年収 | 月収(手取り) | 返済できる目安(月) |
|---|---|---|
| 300万円 | 20万円 | 1〜2万円 |
| 400万円 | 26万円 | 2〜3万円 |
| 500万円 | 32万円 | 3〜4万円 |
| 600万円 | 38万円 | 4〜5万円 |
返済額が手取りの10%を超えると家計を圧迫します。借り入れ前のシミュレーション・在学中の追加借入抑制が大切です。
在学中にやっておきたいこと
- 卒業後の返済額シミュレーション
- 必要最低限の貸与額に抑える(追加借入は控えめに)
- 卒業後の口座準備(給与振込口座と返済引落口座を統一)
- マイナンバーカードでオンライン手続き登録
- アルバイト・節約での自助努力
給付型奨学金との比較
- 給付型:返済不要、世帯所得・成績の条件あり
- 第一種(貸与・無利子):返済必要、利息なし
- 第二種(貸与・有利子):返済必要、利息あり
給付型・第一種・第二種を併用できる場合があります。在学中に毎年見直して、より有利な組み合わせに変更できないか確認してください。
よくある質問
Q. 卒業後に就職先が決まっていない場合の返済はどうなりますか?
返済開始時に無職・低収入なら、返還期限の猶予を申請できます。失業期間・収入が一定以下の期間は返済を一時停止できます(最長10年)。
Q. 連帯保証人と保証機関のどちらがよいですか?
連帯保証人は親族に頼む必要があります。保証機関は月の保証料(貸与額の0.5〜1%程度)が必要ですが、親族に依頼する必要がありません。家族の状況に応じて選択してください。
Q. 海外大学院に進学する場合は?
返還期限の猶予の対象になります。在学中・進学準備中で収入が低い期間は、返済を一時停止できます。
Q. 返済が完了する前に新たな借入はできますか?
返済中でも、追加の奨学金(大学院進学など)は申請可能です。ただし返済能力が審査されるため、現在の返済状況が遅延なく行われていることが条件です。
参考資料
- 日本学生支援機構(JASSO)「奨学金」— 制度の全般案内
- JASSO「貸与・返還シミュレーション」— 返済額の試算ツール
- 文部科学省「奨学金事業の概要」— 制度の方針と最新情報
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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