大学の給付奨学金、住民税非課税で2026年に申し込めるか確認する手順
JASSO給付型奨学金の在学採用は、住民税非課税または準ずる世帯の大学生が対象です。二次採用では2026年6月以降の住民税情報が使用されます。マイナンバー提出、収入要件、学業要件(GPA等)の3つを確認してから申請してください。
結論から先に
JASSOの給付型奨学金(返済不要)は、住民税非課税世帯または準ずる世帯に属する大学生が対象です。2026年度の在学採用二次採用では、2026年6月以降に更新される住民税情報を使って世帯収入が審査されます。申請の前にマイナンバー提出・収入要件・学業要件の3点を確認してください。月額は世帯の所得区分に応じて29,200円〜75,800円です。
対象になる収入の目安
給付奨学金は世帯の所得区分(第一区分〜第四区分)に基づいて支給額が決まります。住民税非課税世帯が第一区分(最高額)です。
区分別の収入の目安(4人世帯・両親共働きでない場合の例)
| 区分 | 世帯収入の目安 | 自宅生(月額) | 自宅外生(月額) |
|---|---|---|---|
| 第一区分(非課税) | 〜約270万円 | 29,200円 | 66,700円 |
| 第二区分 | 〜約300万円 | 19,500円 | 44,500円 |
| 第三区分 | 〜約380万円 | 9,800円 | 22,300円 |
| 第四区分 | 〜約460万円 | 2,900円 | 8,000円 |
上記の数値は目安です。世帯人数・家族構成・住む地域によって基準が異なります。正確な判定はJASSOのシミュレーターまたは大学の奨学金担当窓口で確認してください。
「準ずる世帯」とは 住民税が課税されていても、生計維持者の収入が一定水準以下の世帯です。第二〜第四区分が該当します。非課税でなくても申請できる可能性があります。
在学採用の二次採用の流れ
在学採用には春(一次採用)と秋(二次採用)があります。一次採用を見逃した場合、二次採用を活用できます。
二次採用のスケジュール(2026年度の目安)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年6月〜7月 | 住民税情報が更新される(前年の収入に基づく) |
| 2026年8月〜9月 | 各大学が二次採用の案内・募集を開始 |
| 2026年9月〜10月 | 申請・書類提出の締切 |
| 2026年10〜11月 | 採用・不採用の通知 |
| 採用後翌月〜 | 振込開始 |
二次採用のスケジュールは大学によって異なります。大学の奨学金担当窓口のウェブサイトや掲示板を定期的に確認してください。
必要な手続き
- 大学の奨学金担当窓口またはJASSOウェブサイトで案内を確認する
- マイナンバーを大学に提出する(スカラネットへの登録に使用)
- スカラネット(JASSOのオンラインシステム)で申請フォームに入力する
- 必要書類(収入証明等)を大学に提出する
- 大学が審査・推薦を行い、JASSOが最終決定する
マイナンバーの提出は一度行えば更新まで不要ですが、マイナンバーカードがない場合は通知カードや住民票でも対応できます。大学の担当者に確認してください。
学業要件
給付奨学金は「学業に励む意欲がある学生」が対象のため、学業要件が設けられています。採用時の基準だけでなく、採用後も毎年継続審査があります。
採用時の学業要件(在学採用)
- 高校卒業時の評定平均値などが参考にされることがある
- 入学後の在学採用では在籍期間中の修得単位数・GPAが参照される
採用後の継続要件(毎年審査) 次のいずれかに該当すると採用が打ち切られる場合があります。
- 修得単位数が標準の6割を下回る
- GPA(成績平均値)が学部・学年の下位4分の1に継続して入る
- 出席率が著しく低い
- 警告を受けて改善が見られない
継続要件は各大学が細部を設定しています。自分の大学の奨学金のしおりまたは担当窓口で確認してください。
警告を受けた場合 一度警告を受けても、次の審査期間に改善されれば継続できる場合があります。警告を受けたら早めに担当窓口に相談することを勧めます。
申請前に確認する3点
申請の手間を省くため、以下の3点を先に確認します。
1. 住民税情報の確認 生計維持者(親等)の課税証明書または住民税決定通知書を確認します。「住民税額が0円」であれば第一区分、一定額以下であれば第二〜四区分に該当する可能性があります。
2. マイナンバーの準備 申請にはマイナンバーが必要です。マイナンバーカードがない場合は通知カードや住民票(番号記載)で対応できます。大学の担当窓口で必要な書類を確認してください。
3. 学業状況の確認 修得単位数とGPAを大学のシステムで確認します。標準の6割以上の単位を修得していれば申請資格があります。
Q&A
Q. 入学金の支払いに間に合いませんが、給付奨学金を入学前に受け取れますか? A. 給付奨学金の振込は採用後翌月からです。入学金には間に合いません。入学金については都道府県の教育ローンや社会福祉協議会の制度を併用することを検討してください。
Q. 大学院生も対象ですか? A. JASSO給付奨学金の対象は学部生(大学・短期大学・専門学校等)が中心です。大学院生向けには別の貸与奨学金が主な制度となります。詳細はJASSOウェブサイトで確認してください。
Q. 外国籍の学生でも申請できますか? A. 永住者・特別永住者等の在留資格を持つ方は対象になります。在留資格によって対象外の場合もあります。大学の窓口に確認してください。
Q. 採用が決まったらいつから振込されますか? A. 採用通知後の翌月から振込が始まる場合が多い。採用から振込まで1〜2か月かかることがあります。
Q. 採用人数に上限はありますか? A. 要件を満たせば申請全員が採用される仕組みです。先着順・定員制ではありません。ただし書類不備や要件未充足での不採用はあります。
参考資料
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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