食用油が2026年6月から値上げ。揚げ物中心の家計はどう備える?

結論

食用油は6月1日から11〜15%値上げ。1L入りで30〜70円上がる見込み。買い置きは1〜2か月分まで、それ以上は油の酸化リスクあり。揚げ物→焼き調理への置き換えも有効。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(9項目)
  1. まず確認したいこと
  2. 買い置きはどこまでが現実的か
  3. 揚げ油の使い回し回数を整理
  4. 揚げ調理から置き換える方法
  5. ノンフライ調理器・オーブンの活用
  6. 揚げ焼きへの置き換え
  7. フライパン1つで仕上げる
  8. 代替の油も視野に入れる
  9. 家計簿で見るときの目安

まず確認したいこと

日清オイリオグループは2026年6月1日納入分から、家庭用のキャノーラ油・大豆油・ごま油・オリーブ油など主要製品を11〜15%値上げすると発表しました。J-オイルミルズも同様に同月から値上げです。

1L入りキャノーラ油でいうと、店頭価格は今までより30〜70円ほど上がる見込みです。月に2本使う家庭では、年間で700円〜1,700円の増加になります。揚げ物中心の家庭では、その2〜3倍の影響が出る可能性もあります。

5月のうちにいつもの店で在庫を確認し、開封ペースに合った量を準備しておくと、6月以降の家計の打撃を和らげられます。

買い置きはどこまでが現実的か

「値上げ前にまとめ買い」は、食用油では油の酸化との戦いになります。未開封でも保存条件によって品質は徐々に低下するため、賞味期限まで持つとは限りません。

家族の使用ペースから、適切な買い置き量を逆算してみてください。

  • 1人暮らし: 月0.5〜1L → 2〜3本(2〜3か月分)
  • 2人世帯: 月1L程度 → 3〜4本(3〜4か月分)
  • 4人家族・揚げ物多め: 月2L程度 → 6本(3か月分)
  • 6か月以上の買い置き: 風味と酸化の点でおすすめできない

開封後は1〜2か月で使い切るのが目安なので、いくらストックしても結局は新しい価格で買い足すことになります。半年分くらいまでが、品質と節約のバランスがいい範囲です。

揚げ油の使い回し回数を整理

値上げ後の最大の節約は、新しい油を使う回数を減らすことです。揚げ物用に使った油は、状態がよければ3〜4回まで再利用できます。

使い回しの順番をうまく組むと、油の総使用量が半分近くまで減らせます。

  • 1回目: 天ぷら・フライ(衣の食材から色がつく前)
  • 2回目: 唐揚げ・とんかつ(油の色が薄い茶色まで)
  • 3回目: 野菜炒め・チャーハン(色が濃くなったら)
  • 3回目以降: 廃棄

揚げカスは油に残しておくと酸化が進むため、毎回必ず茶こしや専用のオイルポットで濾します。冷ました後、密閉容器で常温保存すれば1〜2週間は持ちます。

揚げ調理から置き換える方法

家族の好きなメニューを大きく変えなくても、調理法の置き換えで油の量を減らせます。

ノンフライ調理器・オーブンの活用

トースターやオーブン、エアフライヤーで作る「焼きフライ」「焼きから揚げ」は、衣に少量の油を吹きかけるだけで作れます。油の使用量は揚げ調理の1/4〜1/5になります。市販のパン粉に油をなじませてからまぶす方法でも、揚げ物に近い食感が出せます。

揚げ焼きへの置き換え

深いフライパンに2〜3cmの油を入れ、片面ずつ焼く揚げ焼きは、揚げ調理の半分以下の油で済みます。とんかつ・唐揚げ・天ぷらいずれも揚げ焼きで作れます。仕上がりは「カラッ」より「サクッ」になりますが、家庭の食事では十分です。

フライパン1つで仕上げる

肉や魚にあらかじめ片栗粉や薄力粉をまぶしておくと、少量の油でも衣感のある仕上がりになります。多めの油で揚げる必要がなくなるため、油1Lで作れる料理数が増えます。

代替の油も視野に入れる

キャノーラ油・大豆油・ごま油は同時に値上げされますが、米油(こめあぶら)・なたね油・サラダオイルでも値上げ幅は商品によって異なります。

  • 米油: 国内産が多く、値上げ幅が小さめの製品もある
  • オリーブ油(ピュア): 加熱用なら値上げ幅が小さめ
  • 業務用1.5〜2L: 単価は下がるが酸化リスクが上がる

ドラッグストア・ディスカウントストアのプライベートブランドも要チェックです。マツキヨ・ウエルシア・サンドラッグなどのキャノーラ油は、メジャーブランドより1〜2割安いことが多く、味の差は炒め物・揚げ物では分かりにくい場合がほとんどです。

家計簿で見るときの目安

食用油の値上げによる家計影響を簡単に試算しておきます。

  • 月1L使用世帯: 1L 30〜70円up × 12か月 = 年間360〜840円増
  • 月2L使用世帯: 1L 30〜70円up × 24本/年 = 年間720〜1,680円増
  • 揚げ物多めで月3L使用: 1L 30〜70円up × 36本/年 = 年間1,080〜2,520円増

これに合わせて、チャルメラなどの即席麺、ポテトチップス、菓子パン、コンビニの揚げ物などにも食用油値上げが波及します。家計全体での影響は、食用油そのものより加工食品経由のほうが大きくなる可能性が高い部分です。揚げ物や即席麺の購入頻度も含めて、月単位で見直すと整理しやすくなります。

食用油が2026年6月から値上げ。揚げ物中心の家計はどう備える? — くらし 関連イラスト (どうする?)
Photo by Markus Spiske on Unsplash

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参考資料

  1. 日清オイリオグループ 製品価格改定のお知らせ
  2. 農林水産省 食用油の需給と価格動向

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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