デイサービスの自己負担、2026年6月から1割と2割でどう変わる?
デイサービスの自己負担は1割で月100〜300円、2割で月200〜600円増が目安。事業所により幅があるため、6月以降の請求書で確認を。
目次(10項目)
6月以降の請求書の見方
6月利用分の請求書は7月に届きます。次の項目を5月分と比較すれば、改定の影響が把握できます。
- 基本サービス費(単位数)
- 処遇改善加算
- 特定処遇改善加算
- 介護職員等処遇改善加算(令和8年新設)
- 利用者負担額
「基本サービス費」は据置きで、「処遇改善加算」関連の金額が増えるパターンが多くなります。
デイサービス月額負担の概算
要介護2・週3回利用(月12回)、地域単価10円、1回約7時間利用の場合の目安です。
| 自己負担割合 | 改定前 | 改定後(目安) | 月差額 |
|---|---|---|---|
| 1割負担 | 約8,500円 | 約8,700〜8,900円 | 200〜400円 |
| 2割負担 | 約17,000円 | 約17,400〜17,800円 | 400〜800円 |
| 3割負担 | 約25,500円 | 約26,100〜26,700円 | 600〜1,200円 |
実費(食事代・おむつ代)は別途。
1割・2割・3割負担の見分け方
介護保険の自己負担割合は、世帯の所得で決まります。
- 1割負担:65歳以上で、本人または世帯の所得が一定以下
- 2割負担:65歳以上で、本人の合計所得金額が160万円以上(年金収入で約280万円以上)
- 3割負担:本人の合計所得金額が220万円以上(年金収入で約340万円以上)
毎年8月に「介護保険負担割合証」が市区町村から送付されます。この証書に1割・2割・3割の区分が記載されています。
食事代・おむつ代の扱い
デイサービスの食事代(昼食・おやつ)は保険対象外で、実費負担です。
- 昼食代:500〜800円程度
- おやつ代:100〜300円程度
- おむつ代:使用分実費
これらは改定の影響を受けず、事業所により価格が異なります。週3回利用で月7,000〜13,000円程度が目安です。
高額介護サービス費の活用
月の自己負担が一定額を超えると、超えた分が払戻されます。
- 市町村民税非課税:月15,000〜24,600円
- 一般所得:月44,400円
- 現役並み所得:月44,400〜140,100円(区分により)
申請は市区町村の介護保険窓口へ。初回申請後は登録口座へ自動振込されることが多いです。
改定によるサービス側の変化
- 介護職員の給与増加で、職員定着率が改善する見込み
- ICT活用・記録の電子化が進む(タブレットでの記録など)
- 協働化(複数事業所での連携)が促進される
- 質の高い事業所と低品質事業所の差が広がる可能性
利用者から見て直接の変化は少ないですが、職員の入れ替わりが減ればケアの安定につながります。
事業所選びの新しい視点
- 処遇改善加算の区分:I・II・IIIが上位
- 職員配置:基準より手厚いか
- 研修体制:定期研修・キャリアパスがあるか
- 離職率:低いほどケアが安定
- 第三者評価:受審・公開しているか
ケアマネジャーに「他事業所との比較資料」をお願いすると、客観的な判断ができます。
利用回数を見直すタイミング
- 体調・要介護度の変化があったとき
- 家族介護の体制が変わったとき
- 月の自己負担が家計を圧迫しているとき
- 利用者本人が「行きたくない」と感じているとき
無理に利用回数を維持するより、ケアマネと相談して柔軟に変更する方が、本人・家族双方の負担を抑えやすくなります。
よくある質問
Q. デイサービスとデイケアの違いは?
デイサービス(通所介護)は生活支援が中心、デイケア(通所リハビリ)は医療系のリハビリが中心です。デイケアは医師・理学療法士・作業療法士が配置されており、リハビリを重視する場合に選ばれます。費用はデイケアの方がやや高い傾向です。
Q. お試し利用はできますか?
多くの事業所で「体験利用」を受け付けています。1回数百円〜2,000円程度で、実際の雰囲気を確認できます。複数の事業所を比較したい場合は、ケアマネジャーに相談して2〜3か所試すのが現実的です。
Q. 短期入所(ショートステイ)と組み合わせると負担はどう変わりますか?
ショートステイは別建てで自己負担が発生し、デイサービスと合算されます。区分支給限度額の範囲内であれば1〜3割負担ですが、限度額を超える部分は10割負担になります。ケアマネジャーに月間プランで限度額管理を依頼するのが安全です。
Q. 訪問介護とデイサービスを併用すると負担は重なりますか?
両方の利用料がそれぞれ計算され、合算されます。高額介護サービス費の上限内であれば超過分は払戻されます。バランスはケアプランで調整できるため、ケアマネジャーと相談してください。
※個人差があります。受診の判断は医師にご相談ください。
参考資料
- 厚生労働省「令和8年度介護報酬改定について」— 改定の公式案内
- 厚生労働省「高額介護サービス費の支給」— 上限額と申請方法
- 全国デイサービス協会— 業界団体の解説資料
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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