富士山の入山料4,000円、登る前にどこで登録する?
登るルートを先に決め、静岡県側はFUJI NAVI、山梨県側は吉田ルート予約ページを確認。入山料、登録、山小屋予約は別々に見ます。
目次(23項目)
結論から先に
2026年の富士登山は全ルート(吉田・須走・御殿場・富士宮)で入山料4,000円が必須となり、事前学習修了が条件です。静岡県側は「FUJI NAVI」、山梨県側は「吉田ルート通行予約システム」で事前登録します。**弾丸登山規制(14時〜翌3時の入山時間帯は山小屋宿泊必須)**も本格的な開始され、安全な計画的登山が求められます。確実に登るには事前予約+e-ラーニング修了が標準ルートです。
どんな場合に当てはまるか
2026年の主な変更点
- 入山料:全ルートで1人4,000円(2025年は山梨吉田ルートのみ2,000円から)
- 事前登録:静岡県側は必須
- e-ラーニング:30分程度の事前学習・修了テスト
- 弾丸登山規制:14時〜翌3時の入山時間帯は山小屋宿泊必須
- 定員管理:1日あたりの入山者数制限
- キャッシュレス決済:FUJI NAVIアプリで事前決済可能
各ルートの概要
吉田ルート(山梨県側・最も人気)
- スバルライン5合目(2,305m)から出発
- 標高差:1,471m
- コースタイム:上り6〜7時間・下り3〜5時間
- 1日定員:約4,000人
- 山小屋数:14軒(最多)
須走ルート(静岡県側)
- 須走口5合目(2,000m)から
- 富士宮よりも傾斜が緩やか
- 山頂までの距離が長め
- 7合目で吉田ルートと合流
御殿場ルート(静岡県側)
- 新5合目(1,440m)から
- 標高差最大(2,336m)
- 山小屋が少なく上級者向け
- 大砂走り(下山ルート)が特徴
富士宮ルート(静岡県側)
- 富士宮口5合目(2,400m)から
- 山頂までの距離が最短
- 急傾斜で体力的に厳しい
- 老朽化が指摘される山小屋あり
事前登録の手順
静岡県側(FUJI NAVI)
- FUJI NAVIアプリをダウンロード(iOS・Android)
- 個人情報・登山計画を入力
- e-ラーニング受講・修了テスト(30分程度)
- 入山料4,000円をクレカ決済
- 入山証QRコードが発行される
- 当日5合目で確認
山梨県側(吉田ルート)
- 富士登山オフィシャルサイトから予約
- 登山日時・人数を選択
- 入山料4,000円を決済
- 予約確認証を発行
- 当日5合目で予約確認
山小屋の予約も必須
弾丸登山規制により、山小屋宿泊なしで14時以降に登るのは原則禁止。
- 通常は7合目〜8合目の山小屋を予約
- 1泊2食つきで8,000〜12,000円
- 早めの予約推奨(4〜6月に予約が埋まる)
- 主要予約サイト:富士山合衆国・各山小屋直接
例外状況
山小屋なし登山の条件
- 入山時間が3時〜14時の間
- 当日中に下山する日帰り登山
- 体力・装備が十分な経験者
- ガイド付きツアーで規定ルートを守る場合
子ども・高齢者の参加
- 小学生:保護者同伴必須、体力的余裕が必要
- 中学生:保護者または引率者の判断
- 高齢者(70歳以上):医師相談、ガイド付きが望ましい
- 既往症あり:心臓病・喘息・糖尿病等は医師相談必須
天候・状況による中止
- 暴風雨・落雷予報時は入山停止
- 高山病で7合目以上に進めない場合の引き返し
- 入山券の払戻し制度(中止の場合)
障害者・配慮が必要な方
- 静岡県・山梨県とも障害者対応の検討中
- バリアフリーの登山道は限定的
- 介助者同伴での登山プランあり
- 事前相談で個別対応
費用・リスク・注意点
富士登山の総費用(参考)
1泊2日プラン(中級者向け)
- 入山料:4,000円
- 5合目までの交通費(東京から):6,000〜10,000円
- 山小屋宿泊(1泊2食):10,000円
- 装備レンタル(必要分):5,000〜15,000円
- 食事・行動食:3,000〜5,000円
- 飲料:2,000円
- 合計:30,000〜50,000円
必要な装備
必須
- 登山靴(防水、足首をホールド)
- 雨具(上下セパレートタイプ)
- 防寒着(フリース・ダウン)
- ヘッドライト+予備電池
- リュック(30L以上)
- 飲料(2L以上)
- 行動食(カロリーメイト・チョコなど)
- 帽子・手袋
- 保険証のコピー
あると便利
- ストック・トレッキングポール
- ゲイター(雨・砂対策)
- 救急用品
- 携帯トイレ
- マスク(高山病対策)
高山病対策
- 5合目で1〜2時間の高度順応
- 急激な登山ペースを避ける
- 深呼吸を意識的に
- 水分補給を多めに
- 高山病予防薬(医師相談)
安全対策
- 単独登山は避ける
- 携帯電話の充電を確保
- 家族に登山計画を共有
- 体調不良時は迷わず引き返す
よくあるトラブル
- 山小屋満室で宿泊できない
- 天候急変で予定変更
- 高山病で頂上に行けない
- 下山時の膝・足の痛み
- 想定以上の寒さ
- トイレが少ない
トイレの問題
- 5合目以上は有料トイレ(200〜300円)
- 携帯トイレの携行が推奨
- バイオトイレが整備されている小屋もあり
駐車場の制限
- 吉田ルート:マイカー規制期間あり(バス利用必須)
- 須走・御殿場:駐車場限定
- 富士宮:シャトルバス利用推奨
- 事前に駐車場予約システム要確認
キャンセル・払戻し
- 個人都合:規定に従って一部返金または不可
- 天候・災害による中止:全額返金
- 健康上の理由:診断書提出で返金検討
弾丸登山禁止の理由
過去の事故・遭難の多くが「夜間の山小屋なし強行登山」が原因:
- 体力消耗による滑落
- 低体温症
- 高山病
- 道迷い
これらを減らすための弾丸登山規制です。
よくある質問
Q. 7月から開山ですが、7月初旬と8月中旬で違いはありますか?
①7月初旬:気温低め、雪が残ることも、夜間は氷点下、②7月中旬〜8月上旬:本格シーズン、混雑、③8月中旬〜9月初旬:暑さ落ち着く、空気が澄む、9月は雨・台風リスク、です。初心者は7月中旬〜8月上旬の安定期がおすすめ。
Q. 子どもと一緒に登りたいです。何歳から大丈夫?
小学生(特に高学年)から可能ですが、体力・天候・装備で慎重に判断。一般的には①小5以上で経験豊富な保護者同伴、②7合目以上の山小屋から登る「分割登山」、③ガイド付きツアー利用、を検討してください。富士山登山の児童向けプランもあります。
Q. ガイド付きツアーは何がよい?
①初心者でも安心、②天候判断のプロ、③高山病等のトラブル時の対応、④登山計画・山小屋予約・入山料手配が一括、⑤約2万円〜の追加費用、⑥団体定員あり、です。HISなどの旅行代理店、フィールドガイドサービス、富士山登山ツアー専門会社が主催。
Q. 当日急に登りたいと思いました。事前登録なしでも登れますか?
①山梨県側(吉田ルート):当日券あり、定員超過で入山できない場合あり、②静岡県側:原則事前登録必須、③弾丸登山規制:14時〜翌3時の入山には山小屋宿泊必須、④e-ラーニング:当日もスマホで受講可能、⑤入山料:現地支払いも可、です。確実な登山には3〜4週間前の事前登録を強く推奨。
Q. 富士山以外の登山にも入山料は広がりますか?
長野県・北アルプスの一部地域で入山料・協力金の議論が進んでいます。富士山の取り組みが他の山岳地帯のモデルケースになる可能性。観光地・国立公園での「保全費徴収」の流れは今後も拡大する見通し。
参考資料
- 富士登山オフィシャルサイト — 公式情報・予約システム
- 静岡県「富士登山事前登録システム(FUJI NAVI)」— 静岡側公式
- 山梨県「吉田ルート通行予約」— 山梨側公式
広告
参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
関連記事
鎌倉の観光規制、2026年はどう変わる?オーバーツーリズム対策
旅行 どうする?鎌倉の観光規制、2026年はどう変わる?オーバーツーリズム対策
結論鎌倉のオーバーツーリズム対策は2026年に拡充傾向。GW・桜・紅葉時の歩道通行規制、観光バス制限、市内移動有料化検討。早朝・平日訪問が回避策。
2026年GWの新幹線自由席で確実に座る方法は?
旅行 どうする?2026年GWの新幹線自由席で確実に座る方法は?
結論GW新幹線自由席で座るには始発駅で1〜2本見送り、早朝5〜7時台or夜21時以降を狙う。立席特急券で指定席のデッキ確保も有効。
京都の宿泊税が2026年3月から1泊3,000円になる?対象と影響は?
旅行 どうする?京都の宿泊税が2026年3月から1泊3,000円になる?対象と影響は?
結論京都市の宿泊税は2026年3月から最大3,000円に。1泊6,000円未満は200円、5万円以上は3,000円と段階的。観光客の宿泊コストが上がります。
ANA国内線、5月18日までに予約した旧運賃の便はどうなる?
旅行 どうする?ANA国内線、5月18日までに予約した旧運賃の便はどうなる?
結論5月18日までに購入したANA国内線の予約は旧運賃のまま有効です。ただし搭乗日を5月19日以降に変更すると新運賃が適用され、差額の支払いが求められます。取消・払戻の条件は購入時の運賃ルールに従います。
同じテーマの記事
タグ #富士山 #入山料 #2026年 を含む他のカテゴリの記事も見る