パスポート手数料が2026年7月1日から下がった。大人の5年旅券は廃止で、いま持っている旅券はどうする

結論

2026年7月1日から10年旅券の申請料が44%下がり、18歳以上向けの5年旅券は廃止されました。既存の5年旅券は有効期限まで使えます。残り1年を切ってから切替申請するのが原則です。

どうする?編集部 · · 読了 約5分
目次(10項目)
  1. 引き下げの内訳と、大人の5年旅券が消えたこと
  2. 今の5年旅券はそのまま使える
  3. 切替できるタイミング — 残り1年未満が原則
  4. 7月以降は交付が1か月かかる見込み
  5. オンライン申請と窓口申請、どちらを選ぶか
  6. 支払い方法 — クレジット決済とペイジーも使える
  7. 家族全員での更新 — 子どもの5年旅券は残る
  8. 切替と新規発給の違いを見落とさない
  9. 海外在住者や在外公館での申請は別扱い
  10. 参考資料

7月1日からパスポートの申請料が下がると聞いて、いま5年旅券を持っている大人からの問い合わせが増えました。10年旅券のオンライン申請では1万5900円から8900円へ変わり、値下げ幅は44%になりました。合わせて18歳以上向けの5年旅券は廃止され、大人が新しく取れるのは10年旅券だけです。手元にある5年旅券がすぐ使えなくなるわけではなく、有効期限までは今まで通り海外へ渡航できます。切替申請は残り1年を切ってからが原則で、料金改定を待つ判断は、夏休みや年末年始の予定次第で変わります。

料金だけでなく、有効期間の選択肢が変わった点は見落としやすい部分です。

引き下げの内訳と、大人の5年旅券が消えたこと

改定前と改定後の差額から確認しておきます。18歳以上の10年旅券は、窓口申請だと1万6300円から9300円、オンライン申請なら1万5900円から8900円へ。窓口とオンラインの差額は400円で、これまでより小さくなりました。5年旅券は18歳未満の子ども向けだけが残り、料金は窓口4800円・オンライン4400円で、ほぼ据え置きです。

大人の5年旅券が廃止になった背景には、旅券法改正で有効期間の選択肢を10年に一本化し、印刷コストと窓口業務を減らす狙いがあります。従来の5年旅券を安く更新し続けるパターンは組みにくくなり、大人はいったん10年旅券に切り替える運用に寄っていきます。

今の5年旅券はそのまま使える

7月1日を過ぎたからといって、有効期限内の5年旅券が無効になるわけではありません。表紙・査証欄・IC情報の内容はそのままで、期限まで海外への渡航に使えます。搭乗手続きや入国審査で「5年旅券は不可」と言われる場面もありません。改定は新規発給と切替発給の料金・種類の変更で、既存の旅券の効力には触れていません。

残存有効期間はマイナポータルの「パスポート申請」画面や、旅券本体の顔写真ページで確認できます。5年旅券は表紙が濃紺、10年旅券は赤ワイン色と色分けされているので、家族の旅券をまとめて見返すときの目印にもなります。

切替できるタイミング — 残り1年未満が原則

残存有効期間が1年未満に入ってから、切替申請ができるようになります。今日時点でまだ1年以上残っているなら、7月1日以降の新料金で申請できるのは残り1年に近づいたときからで、それまでは待ちの状態が続きます。旅券の査証欄が満載になった、氏名・本籍・性別が変わったといった事情がある場合には、期限を待たずに切替申請の対象になります。

短期の海外出張や旅行が入っているうちに切替を早めたい方は、渡航先の入国要件を先に確認しておくと安全です。国によっては入国時に「残存有効期間6か月以上」を求めるので、直近で海外へ出る予定があるなら、旅券残高を確認したうえで手続きの順番を組む段取りになります。

7月以降は交付が1か月かかる見込み

改定初期は申請が集中するため、7月1日以降に申し込むと交付まで1か月かかる見通しです。以前は窓口申請で1〜2週間、オンライン申請で2〜3週間が目安だった旅券が、当面は伸びる前提で予定を組む方が現実的です。8月にお盆で海外へ出る、9月のシルバーウィークに旅行がある、10月にビジネス出張が入っている、といった予定がある場合、逆算して6月末までに動けなかった方は、期限内の旅券で予定を回しつつ、8月末以降の混雑が落ち着くのを待つ判断もできます。

外務省のパスポート申請案内に交付予定日の目安が随時掲載されるので、実際に申し込む段になったら最新の掲示を確認しておくと予定と合わせやすくなります。急な渡航が入って間に合わない場合には、旅券センターに電話で緊急発給の可否を相談する道もあります。対応する窓口や時間帯は限られ、通常より料金や書類の負担が増えるため、あくまで最終手段の位置づけです。

オンライン申請と窓口申請、どちらを選ぶか

新料金では、10年旅券をオンラインで申し込むと8900円、窓口では9300円で、差は400円です。マイナンバーカードと電子証明書を持っていて自宅で顔写真の撮影ができるなら、オンライン申請が向きます。写真の規格を自分で調整できないと差戻しになるので、証明写真機で1枚撮ってから顔部分だけをアップロードするやり方も現場ではよく見かけます。

窓口申請の利点は、写真の適合と書類の記入をその場で確認してもらえる点です。マイナンバーカードを持っていない、電子証明書の暗証番号を忘れて解除に時間がかかりそう、という方は、窓口を選ぶ方が早くなります。オンラインで申請しても、受取だけは本人が窓口へ出向く決まりに変更はありません。

支払い方法 — クレジット決済とペイジーも使える

オンライン申請では、料金の支払いにクレジットカード・電子マネー・ペイジーが使えるようになりました。以前は収入印紙と都道府県証紙を窓口で購入する運用が主流で、コンビニで買えない金額の証紙を郵便局や指定窓口で手に入れる手間がありました。改定後もこの方式は残っていますが、オンライン申請の割合が増え、紙で買う運用は少数派に寄りつつあります。

窓口申請でも一部の自治体でクレジットカード決済に対応が広がっています。旅券センターに事前に電話で確認しておくと、当日レジで戸惑わずに済みます。

家族全員での更新 — 子どもの5年旅券は残る

18歳未満の5年旅券は残っているので、家族で同時に更新する場面では、大人が10年旅券・子どもが5年旅券という組み合わせになります。子どもは成長にあわせて写真の変化が大きいため、5年ごとの更新が現実的で、料金も窓口4800円と抑えめに設定されています。10年旅券は容姿の変化が少ない大人向けの制度、5年旅券は子ども向けの制度、と役割で分けた設計です。

家族全員のパスポート残存有効期間を1枚のメモに書き出しておくと、切替の順番を組みやすくなります。半年ずれるだけで交付タイミングが繁忙期に重なることもあるため、期限が近い方から順に手続きする段取りにしておくと安心です。

切替と新規発給の違いを見落とさない

切替申請と新規発給は料金の水準は同じですが、必要書類が違います。切替申請では現在のパスポートを提示すれば、戸籍謄本の提出は原則として不要です。新規発給や失効後の申請では戸籍謄本が要ります。有効期限を過ぎたパスポートを持ち込んでも切替扱いにはならず、新規発給扱いになるため、期限切れ前に動く方が書類の準備が軽く済みます。

紛失・盗難で再発給する場合には、警察への届出書類が別途必要で、料金も新規発給と同水準がかかります。7月以降の値下げはこの再発給にも及ぶので、旧料金と比較して過払いにならないよう、申請時期を意識するだけで負担が軽くなる場面があります。

海外在住者や在外公館での申請は別扱い

日本国外に住民票がある方が在外公館で申請する場合、料金体系や取り扱いが国内の窓口と異なります。今回の改定は国内での申請を対象にしたもので、在外公館での申請では各在外公館の案内が優先されます。長期滞在中の方は、日本大使館や領事館の旅券担当窓口に事前に問い合わせて、料金・必要書類・受取までの日数を確認する動き方になります。

参考資料

以下の窓口で、正確な手数料表・切替申請の条件・交付予定日の目安を確認できます。

パスポート手数料が2026年7月1日から下がった。大人の5年旅券は廃止で、いま持っている旅券はどうする — 旅行 関連イラスト (どうする?)
Photo by Tuan Nguyen on Unsplash

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#パスポート #旅券手数料 #10年旅券 #5年旅券廃止 #外務省

参考資料

  1. 外務省 旅券手数料改定 関連情報
  2. 外務省 パスポート申請
  3. 政府広報オンライン パスポートの申請はオンラインで

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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