Macが急に遅い、メモリ不足が原因?確認手順
アクティビティモニタのメモリプレッシャーが黄または赤なら、メモリ不足が遅さの主因です。スワップ使用量も確認し、ストレージ空き容量が5%未満ならそちらを先に解消してください。
目次(15項目)
結論から先に
Macが遅いとき、まずアクティビティモニタのメモリタブを開いてメモリプレッシャーの色を確認してください。緑なら問題なし、黄は注意、赤なら深刻なメモリ不足です。あわせてスワップ使用量を見て、数GB以上なら普段の作業量に対してRAMが不足しています。ストレージ空き容量が5%未満の場合は、そちらの解消を優先してください。
アクティビティモニタで見るところ
アクティビティモニタはFinderの「アプリケーション→ユーティリティ」にあります。SpotlightでactivityまたはActivity Monitorと入力しても開けます。
開いたら上部のタブから「メモリ」を選びます。見るべき項目は3つです。
メモリプレッシャーのグラフ 画面下部にあるリアルタイムのグラフです。色で状態を判断します(詳細は次のセクション)。
スワップ使用量 物理RAM(メモリ)が足りなくなったとき、macOSはストレージの一部をRAMの代わりに使います。これがスワップです。スワップ使用量が増えると、RAMよりはるかに遅いストレージへのアクセスが増えるため、全体の動作が落ちます。
メモリ使用量の合計と空き容量 画面下部に「使用中のメモリ」と「スワップ使用量」が数値で表示されます。使用中がRAM容量の80〜90%を超えているとプレッシャーが高くなります。
メモリプレッシャーの色の意味
緑(問題なし)
現在の作業量に対してRAMは十分です。動作が遅い場合、メモリ以外の原因を探します。CPUタブでCPU使用率が100%近いプロセスがないか確認してください。
黄(注意)
RAMがやや逼迫しています。この状態が続くとスワップが増え、動作に影響が出てきます。不要なアプリやブラウザのタブを閉じると黄から緑に戻ることが多いです。
赤(深刻)
RAMが明確に不足しています。スワップが大量に使われており、スピンカーソル(虹色のクルクル)が頻繁に出る状態と重なることが多いです。この状態では作業効率が大きく下がります。一時対応としてはアプリを終了させてRAMを解放するしかありません。根本的にはメモリ容量を増やすか、使うアプリの数を減らす必要があります。
Macのメモリと実際の感覚
Macの新品エントリーモデルは8GBから始まります。Apple Silicon(M1/M2/M3/M4チップ)のMacは、ユニファイドメモリアーキテクチャにより、CPUとGPUがメモリを共有します。従来のインテルMacと比べると効率的に使えるため、8GBでも多くの用途で動作します。
ただし、以下のような使い方では8GBは窮屈になります。
- Chromeのタブを10個以上常時開く
- Premiere ProやFinal Cut Proで動画編集
- 仮想マシン(Parallels、VMwareなど)を使う
- Xcodeでビルド作業をする
実用上は16GBが「余裕のある基準」と考えると判断しやすいです。
当面の改善策
メモリ増設ができないApple Siliconモデルでも、今すぐ試せる改善策があります。
使っていないアプリを終了する
DockにアプリのDockアイコンが表示されているだけでは起動していません。ただし、アプリを「赤いボタンで閉じる」だけでは終了ではなく、バックグラウンドで動き続けます。Cmd+Qで終了させてください。アクティビティモニタでメモリ使用量が多いアプリを優先して終了します。
ブラウザのタブを減らす
Chromeは特にメモリ消費が多いです。使っていないタブを閉じるだけで数百MB〜数GBのRAMが解放される場合があります。SafariはメモリをChromeより効率的に管理するため、切り替えも選択肢です。
ログイン項目を確認する
設定→一般→ログイン項目を開くと、Macを起動した際に自動で立ち上がるアプリが一覧表示されます。不要なものを削除すると、起動直後のメモリ使用量が減ります。
ストレージの空き容量を確保する
スワップはストレージを使うため、ストレージの空き容量が少ないとスワップ領域が足りなくなります。Appleの推奨は全体の10%以上の空き確保です。空き5%未満は動作に直接影響します。Finderの「Macについて→ストレージ」から現在の使用状況を確認してください。
Spotlight再インデックスとSSD寿命
Spotlight再インデックス macOSアップデート後やファイルの大量移動後、Spotlightがインデックスを再構築します。この処理はバックグラウンドで行われますが、数時間にわたってCPUとストレージに負荷をかけ続けます。アクティビティモニタのCPUタブで「mds」または「mdworker」のCPU使用率が高い場合、Spotlight処理中です。通常は数時間〜半日で完了します。
SSDの状態確認 古いMacでは、SSDの劣化が動作低下の原因になることがあります。Appleメニュー→このMacについて→システム情報→ハードウェア→NVMe(またはSATA)→SMARTステータスが「確認済み」であれば、SSDは正常動作しています。「失敗」または「確認不可」が表示された場合は、データのバックアップを優先してください。
Q&A
Q: メモリを増設するにはいくらかかりますか? A: Apple Siliconモデルは増設不可です。インテルMac(2019年以前のMac Pro、一部のMac miniなど)は可能な機種があります。費用は16GBへの増設で1〜3万円程度が相場ですが、対応機種かどうかの確認が先です。
Q: メモリクリーナーアプリは効果がありますか? A: macOSは自動でメモリを管理します。サードパーティのメモリクリーナーが一時的に数値を下げることはありますが、実際のパフォーマンス改善効果は限定的で、むしろそのアプリ自体がCPUリソースを使います。使用を積極的にお勧めできるものではありません。
Q: macOSを最新にすると速くなりますか? A: 最新版で最適化されるケースと、古いハードウェアで処理が重くなるケースがあります。特に古いMacは最新macOSへの更新前に動作報告を調べることをお勧めします。
Q: Finderが重い場合はどうすればいいですか? A: Finderを再起動する方法があります。option+Finderアイコンを長押し→「再度開く」を選択してください。または、アクティビティモニタでFinderを選んでプロセス終了をクリックすると自動再起動されます。
Q: 仮想メモリ(スワップ)は削除できますか? A: 手動で削除できますが、macOSが必要に応じて再作成します。再起動するとスワップはリセットされます。意図的に削除する操作は通常不要です。
参考資料
- Apple サポート:Macのアクティビティモニタを使う — https://support.apple.com/ja-jp/guide/activity-monitor/welcome/mac
- Apple サポート:Macのストレージを最適化する — https://support.apple.com/ja-jp/HT206996
- Apple サポート:Macのメモリについて — https://support.apple.com/ja-jp/102254
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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