iOS 26.5でAndroidとのRCS暗号化が始まった。日本のキャリアではいつ使える?
iOS 26.5を導入し『設定 → メッセージ → RCSメッセージング → エンドツーエンド暗号化(ベータ)』をオンにします。ただし日本国内キャリアの暗号化RCS対応は2026年6月時点で未定です。
目次(8項目)
iOS 26.5で何が変わったか
Appleは2026年5月11日(日本時間12日)にiOS 26.5を公開しました。RCSメッセージのエンドツーエンド暗号化(E2EE、ベータ版)対応がこのバージョンの中心的な変更点です。
RCS(Rich Communication Services)は、SMSの後継として位置付けられている標準メッセージ規格です。iOS 18でiPhoneがRCSに対応し、AndroidとiPhone間でも既読・タイピング・高解像度画像のやり取りができるようになっていました。
これまでのRCSは伝送経路の暗号化(TLS)はされていたものの、通信会社のサーバー上ではメッセージの内容を扱える状態でした。iOS 26.5から導入された暗号化は、送信者と受信者の端末でしか内容を復号できない『エンドツーエンド暗号化』です。
採用されている技術は、GSMA RCS Universal Profile 3.0で標準化されたMLS(Messaging Layer Security)プロトコルです。AndroidのGoogleメッセージアプリもこのプロトコルに準拠しているため、iPhoneとAndroidのあいだでも暗号化されたやり取りが可能になります。
iPhone側の設定方法
iOS 26.5にアップデートすると、暗号化RCSはデフォルトでオンになっています。念のため確認するには次の手順をたどります。
- ホーム画面で『設定』を開く
- 一覧から『メッセージ』を選ぶ
- 『RCSメッセージング』をタップ
- 『エンドツーエンド暗号化(ベータ)』がオンか確認
もしRCSメッセージング自体がオフだった場合は、まず上位の項目をオンにしてください。RCSがオフだとSMS/MMSでの送受信になり、暗号化以前にRCSの高機能(既読・タイピング・大容量画像)が使えません。
オンにできない場合は、お使いの通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・MVNO各社)が、その端末のRCSプロファイルを発行していない可能性があります。設定が表示されないか、グレーアウトしている場合は、キャリアのサポートに確認してください。
暗号化されているかの見分け方
設定をオンにしていても、相手側の端末や通信会社が対応していないと暗号化はされません。実際に暗号化されているかは、メッセージ画面で確認します。
- 会話画面の中央に表示される名称が『テキストメッセージ・RCS|暗号化済み』
- 何も書かれていない、あるいは『SMS/MMS』とだけ表示される場合は暗号化なし
これまでiMessage同士のやり取りでは『iMessage』と青い吹き出しで表示されてきました。RCS暗号化のメッセージは、Androidユーザーとのやりとりでありながら、暗号化マークが付くという表示になります。
日本国内キャリアの対応状況
iOS 26.5そのものは2026年5月12日に日本でも配信開始されましたが、暗号化RCSが日本国内で機能するかは、各通信会社の対応状況に依存します。
2026年6月時点で公開されている情報を整理すると次のとおりです。
- NTTドコモ: RCSには対応済み。暗号化RCSへの対応時期は公式発表なし
- au(KDDI): RCSには対応済み。暗号化RCSへの対応時期は公式発表なし
- ソフトバンク: RCSには対応済み。暗号化RCSへの対応時期は公式発表なし
- 楽天モバイル: RCS対応状況は端末・契約により差。暗号化RCSの言及なし
- MVNO各社: 親キャリアの対応に追随
日本国内では、RCS自体は3キャリアが対応していますが、E2EEに必要なキャリア側の鍵交換の仕組みが整備されているかは個別の状況です。iOS 26.5にアップデートして設定をオンにしても、しばらくは暗号化済みの表示が出ないやり取りが続く可能性が高い段階です。
海外の対応キャリア
すでに暗号化RCSが利用可能とされている海外キャリアには、米国のVerizon、T-Mobile、AT&T、欧州の主要キャリアの一部があります。海外旅行中にこれらのキャリアの利用者とやり取りすると、暗号化済みの表示が出ることがあります。
海外赴任や留学、長期滞在で海外SIMを使う方は、現地キャリアの対応状況によっては早期に暗号化RCSの恩恵を受けられる場合があります。
アップデートの前に確認すること
iOS 26.5へのアップデートで暗号化RCSを試したい場合は、次の前提を確認してください。
- 対応機種: iPhone 11以降(iPhone XS/XRも対応)
- 空き容量: 最低5〜8GB
- バッテリー: 50%以上、または電源接続中
- バックアップ: iCloudまたはパソコンでの直近のバックアップ
iOS 26.5には暗号化RCS以外に、61件のセキュリティ脆弱性修正と、プライドルミナンスの壁紙追加なども含まれています。セキュリティ修正は重要度の高いものが含まれるため、暗号化RCSを使う予定がなくてもアップデートしておく価値があります。
アップデート後のトラブル対処
iOS 26.5にアップデート後、まれに次のような事象が報告されています。
- 起動時にAppleロゴで止まる(リンゴループ)
- バッテリー消費が一時的に増える
- メッセージアプリが開かない、または送信できない
リンゴループは強制再起動(音量上→音量下→電源長押し)で多くの場合解決します。バッテリー消費の増加は、バックグラウンドで再インデックス処理が走っているためで、1〜3日で落ち着くことが多いです。
メッセージアプリのトラブルが続く場合は『設定 → メッセージ → iMessage / RCSメッセージング』を一度オフにして、再度オンに戻すと回復することがあります。
暗号化RCSを過信しないために
iOS 26.5の暗号化RCSはベータ版扱いで、まだ完全な普及段階ではありません。本当に機密性の高いやり取りには、現時点では次の方法を選ぶほうが安全です。
- iPhone同士なら『iMessage』(青い吹き出し)
- Android同士なら『Googleメッセージ』のE2EE
- どちらの端末でも使える専用アプリ『Signal』
『暗号化済み』と表示されているか毎回確認すること、相手の端末が対応していないと自動でSMSにフォールバックすることを覚えておくと、見落としを減らせます。
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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