革靴が雨で濡れた。新聞紙の効果と翌朝までに履ける乾かし方

結論

新聞紙は中の水分を吸う応急処置として有効ですが、表面までは乾きません。脱いだら30分以内に詰め、2時間ごとに交換し、形を整えて立てて置くのが翌朝に間に合う最短ルートです。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(6項目)
  1. 濡れたまま放置するとどうなるか
  2. 新聞紙が効くのは「中の水分」だけ
  3. 翌朝までに間に合わせる現実的な手順
  4. 新聞紙が家にないときの代用品
  5. 急ぐつもりでやってはいけない乾かし方
  6. 乾いた後に必ずやっておくひと手間

仕事帰りの駅から自宅まで数分歩いただけでも、強い雨に当たれば革靴は中までしっかり濡れます。気になるのは「明日履けるか」と「靴がダメにならないか」の2点ですが、慌てて熱風を当てたり玄関にそのまま放置したりすると、かえって寿命を縮める結果になります。まずやることは、脱いだらすぐにタオルで表面の水を取り、靴の中に詰め物をして形を保つこと。新聞紙があれば最も手軽で、なくても手元のもので十分カバーできます。ここでは翌朝までに履ける状態へ戻す現実的な手順と、革を傷めない代用品、避けるべき乾かし方を順番に整理します。

濡れたまま放置するとどうなるか

革は水を含むと一時的に膨らみ、乾くときに縮みます。何もせず一晩置くと、つま先が反り上がる、シワが深く入る、内側のライニングが波打つといった変形が出ます。インソール(中敷き)もよれてしまい、サイズ感そのものが変わってしまうことがあります。湿気は雑菌が増える環境でもあるので、独特のすえた臭いも残りやすくなります。「とりあえず履いて乾けばいい」と濡れたまま靴箱にしまうのが、いちばん革を傷めるパターンです。雨予報が続く時期に同じ靴を連日履くのも、内側が完全に乾く前に再び濡らすことになるため避けたいところです。

新聞紙が効くのは「中の水分」だけ

よく言われる「新聞紙を詰める」は、靴の内側にこもった水分をゆっくり引き出すための方法です。表面の水分には効きません。順番としては、まず吸水性の高いタオルで外側を軽く押さえて水気を取り、それから新聞紙をつま先までしっかり詰めていきます。新聞紙はインクが移ることがあるので、白い革やライニングが薄色のものは、新聞紙を直接当てる前にキッチンペーパーを1枚かませると安心です。詰めすぎると革が広がってしまうので、軽く形が保てる程度で止めます。

翌朝までに間に合わせる現実的な手順

帰宅後すぐに動ければ、翌朝には普段通り履ける状態まで戻せます。流れはこうなります。

  1. 玄関で靴紐をゆるめ、中敷きが外せるタイプなら抜いて別で乾かす
  2. 乾いたタオルで内外を押さえ、目に見える水分を吸い取る
  3. 新聞紙を片足あたり1〜2ページ分、つま先からしっかり詰める
  4. 2時間後と寝る前の計2回、湿った新聞紙を新しいものに替える
  5. 風通しのいい室内に立てて置く(直射日光と暖房は避ける)

ポイントは「最初の30分」と「詰め物の交換」の2つです。脱いですぐ動くほど吸い取れる水分量が多くなります。寝る前まで放置すると内側に水が残ったまま朝を迎えることになり、革が湿ったまま固くなります。なお、雨で濡れた当日にクリーム類を塗るのは避けてください。表面に皮膜ができて、内側の湿気が抜けにくくなります。手入れは完全に乾いてからの作業と覚えておくと失敗しません。

新聞紙が家にないときの代用品

最近は新聞をとっていない家庭が多く、紙そのものが手元にないこともよくあります。その場合に役立つのは、厚手のキッチンペーパーを4〜5枚重ねて丸めたもの、不要な乾いたタオル、厚みを出して詰めたティッシュペーパーあたりです。コンビニのレジ袋やビニール類は、内側に湿気をこもらせてしまうので使わないでください。シューキーパーを持っているなら、最初の30分だけは新聞紙やタオルで水を吸い取り、その後にシューキーパーへ切り替えると形がきれいに残ります。シリカゲルは効果自体はあるものの、食品用の小袋では量が足りず、靴用の大型タイプを常備していない限り現実的ではありません。

急ぐつもりでやってはいけない乾かし方

ドライヤーの温風、ストーブやヒーターの真ん前、エアコンの暖房吹き出し口の真下は、革をひび割れさせる代表的なNGです。一度入った縦のひびは元に戻りません。コインランドリーの靴乾燥機も基本はスニーカー向けで、革靴には熱が強すぎます。早く乾かしたい気持ちは分かりますが、温度を上げるより「風通し」と「詰め物の交換頻度」を上げるほうが結果的に最短ルートになります。安全な範囲なら、扇風機やサーキュレーターを弱風で当てるくらいまでです。湿度の高い梅雨時はエアコンの除湿モードを併用すると、部屋全体の湿気が抜けて乾きやすくなります。

乾いた後に必ずやっておくひと手間

完全に乾いたら、馬毛ブラシでホコリを払い、革専用のクリームを薄く塗っておきます。雨で皮脂や保湿成分が流れているため、塗らずに放置するとひび割れが進みやすくなります。色付きのクリームを使うときは、目立たない場所で試してから全体に伸ばすと色ムラを防げます。防水スプレーをかけ直すのは、乾いてから24時間以上経ってからにすると効果が安定します。仕上げに乾いた布で全体を軽く拭き取り、靴箱にしまう前にもう一度形を確認しておきましょう。

革靴が雨で濡れた。新聞紙の効果と翌朝までに履ける乾かし方 — くらし 関連イラスト (どうする?)
Photo by Vitaly Gariev on Unsplash

広告

広告枠 (AdSense 承認後に自動表示)

参考資料

  1. 一般社団法人日本皮革産業連合会
  2. 消費者庁

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

この記事をシェア

関連記事

同じテーマの記事

タグ #梅雨 #革靴 #雨 を含む他のカテゴリの記事も見る