再エネ賦課金が4.18円に。6月の請求書で月いくら増える?
再エネ賦課金は4.18円/kWh。6月の請求書で初めて1か月分反映。1人暮らし月800円程度、4人家族月1700円程度。
目次(31項目)
結論から先に
2026年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は1kWhあたり4.18円に引き上げられました。前年の3.49円から0.69円の増額で、過去最高の単価です。
5月検針分から適用開始ですが、5月分は使用日の途中からの計算になります。6月の請求書で初めて1か月分まるごとが新単価で計算されます。
世帯ごとの目安は次のとおりです。
- 1人暮らし(月200kWh):月836円
- 2人世帯(月300kWh):月1,254円
- 4人家族(月400kWh):月1,672円
当てはまる人
影響が大きい世帯
- 電気使用量が月400kWh以上の大家族
- オール電化住宅
- 在宅勤務で電気を多く使う
- エアコン使用が長時間
影響が比較的小さい世帯
- 単身・少人数で電気使用量が控えめ
- 太陽光発電を自家消費
- ガス併用で電気使用量を抑えている
単価の推移
過去5年の動向
- 2021年度:3.36円
- 2022年度:3.45円
- 2023年度:1.40円(一時的に引き下げ)
- 2024年度:3.49円
- 2025年度:3.49円
- 2026年度:4.18円
10年前と比べて約3倍に上昇しています。
値上げの理由
- 再エネ電源の買取量増加(太陽光・風力・バイオマス)
- FIT制度の長期契約に基づく支払い
- 卸電力市場の価格動向
世帯別の試算
1人暮らし
- 月の電気使用量:200kWh前後
- 再エネ賦課金:200 × 4.18 = 836円
- 前年(3.49円)との差:月138円増
2人世帯
- 月の電気使用量:300kWh前後
- 再エネ賦課金:300 × 4.18 = 1,254円
- 前年との差:月207円増
4人家族
- 月の電気使用量:400kWh前後
- 再エネ賦課金:400 × 4.18 = 1,672円
- 前年との差:月276円増
オール電化4人家族
- 月の電気使用量:600〜800kWh
- 再エネ賦課金:2,508〜3,344円
- 前年との差:月414〜552円増
請求書での確認
表示場所
- 紙の明細:通常、電気料金内訳の下のほうに記載
- Web明細:「再エネ賦課金」または「再生可能エネルギー発電促進賦課金」として記載
計算式
使用量(kWh)× 単価(4.18円)
6月請求書の特徴
- 5月の途中から新単価適用:5月請求は一部のみ新単価
- 6月請求は全部が新単価で計算
- 「ようやく値上げが目に見える」タイミング
電気代の見直し
電力会社の料金プランの確認
基本料金、従量料金、燃料費調整、再エネ賦課金の合計が電気代です。再エネ賦課金は法律で決まるため、電力会社が違っても同じ単価です。
料金プランの最適化
時間帯別料金、季節別料金、契約アンペアの見直しで月数百円の差が出ることがあります。
節電による効果
1日100円の節電 = 月3,000円の電気代削減。再エネ賦課金の値上げ分(月138〜276円)は、日常の節電工夫で吸収できる範囲です。
太陽光発電
新築・リフォーム時の太陽光導入は、自家消費分の電気代と再エネ賦課金の両方を減らせます。投資回収には10〜15年が目安。
政府の支援との関係
電気・ガス支援
2026年7〜9月に電気・ガス代の補助が再開予定です。補助の単価は補正予算成立後に正式公表される見込みです。
補助と賦課金の関係
補助は「使用量×単価」で電気代を割引、賦課金は同じ仕組みで電気代を加算します。差し引きでネットの負担額が決まります。
例外と注意点
検針日の影響
電力会社・地域によって検針日が異なるため、5月の請求書に新単価が一部反映される範囲は世帯ごとに違います。
太陽光発電の余剰売電
余剰電力を売電している家庭は、再エネ賦課金の負担と売電収入の両方があります。
工場・店舗の負担
事業用の電気使用量が多い場合は、月数万円〜数十万円の負担増になることがあります。一部の事業者には減免制度があります。
全国一律
再エネ賦課金は全国一律の単価です。電力会社や地域による差はありません。
よくある質問
Q. なぜ毎年こんなに上がるの?
太陽光発電の買取制度(FIT)は長期間(10〜20年)の契約で、過去に高い単価で契約された電源の買取が今も続いています。買取量が増えるほど、賦課金単価が上がる仕組みです。
Q. 賦課金は止められないの?
法律で定められた制度のため、消費者が個別に支払いを止めることはできません。電力会社を変えても同じ賦課金が課金されます。
Q. 節電すれば賦課金も減る?
はい。使用量×単価なので、使用量を減らせば賦課金も減ります。エアコンの設定温度を1℃変えるだけでも、月数十円〜数百円の差になります。
Q. 6月から7〜9月の支援が始まれば相殺できる?
支援の単価がまだ正式公表されていません。2025年夏(7〜9月)の補助は1kWhあたり数円規模だったため、再エネ賦課金の値上げ分とほぼ相殺される可能性があります。
参考資料
- 経済産業省「再生可能エネルギー固定価格買取制度」 — 単価決定の根拠
- 資源エネルギー庁「再エネ賦課金」 — 制度の全体像
- 各電力会社の料金プラン — 個別の請求の見方
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