帯状疱疹ワクチンが2026年4月から定期接種に。65歳なら無料で打てる?

この記事の要点

帯状疱疹ワクチンは2025年度から65歳定期接種化。シングリックスは2回接種、生ワクチンは1回。自治体により自己負担額が異なる。

  1. 2025年度から65歳および特定年齢のみ定期接種化。2026年度も継続
  2. ワクチンは2種類:シングリックス(不活化、2回、効果90%以上)/生ワクチン(1回、効果50%程度)
  3. 自己負担額は0〜数千円が一般的。自治体により大きく異なる
どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(15項目)
  1. 結論から先に
  2. 当てはまる人
  3. 65歳になる年度の方
  4. 経過措置対象の方
  5. 50歳以上で再発リスクが心配な方
  6. 免疫低下が予想される方
  7. 当てはまらない・接種が難しいケース
  8. 費用・期限・具体情報
  9. ワクチンの種類別比較
  10. 定期接種での自己負担額(自治体例)
  11. 接種の流れ
  12. 帯状疱疹のリスク
  13. 接種時期の判断
  14. よくある質問
  15. 参考資料

結論から先に

65歳前後で「自分は無料で打てるのか」と気になっている方に向けてまとめます。まずは住所地の自治体から案内が届いているかを確認してください。

  • 帯状疱疹ワクチンは2025年度(2025年4月)から65歳を主な対象に定期接種化されました。2026年度も継続中です。
  • 自己負担額は自治体により異なり、無料〜数千円が目安です。完全無料の自治体もあれば、シングリックスで1回1万円前後の自己負担が残る自治体もあります。
  • ワクチンは2種類あり、シングリックス(2回接種・効果90%以上)と生ワクチン(1回接種・効果50%程度)から選びます。
  • 65歳の誕生日を迎える年度のうちに接種を済ませるのが基本です。届いた案内・クーポンと住所地の市区町村ホームページで、自己負担額と契約医療機関を確認してください。

当てはまる人

65歳になる年度の方

住所地の自治体から接種クーポンや案内が送付されることが一般的です。

経過措置対象の方

初年度の経過措置として、70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳の方が対象になる自治体もあります。

50歳以上で再発リスクが心配な方

定期接種の対象年齢外でも、自費接種が可能です。50歳以上から日本皮膚科学会も接種を推奨しています。

免疫低下が予想される方

がん治療開始前、移植前、免疫抑制剤の使用予定がある方は、開始前に接種を検討します(ただしシングリックスは免疫低下の方にも使えますが、生ワクチンは使用不可)。

当てはまらない・接種が難しいケース

  • 重度の卵アレルギー・成分アレルギー:医師相談が必要
  • 発熱中・急性感染症の最中:症状軽快後に
  • 妊娠中:生ワクチンは禁忌、シングリックスは医師相談
  • 免疫抑制治療中:生ワクチン禁忌

費用・期限・具体情報

ワクチンの種類別比較

シングリックス(GSK、不活化ワクチン)

  • 接種回数:2回(2か月間隔、または最大6か月以内)
  • 予防効果:約90%
  • 効果持続:10年以上
  • 自費価格:1回約22,000円、2回で約44,000円
  • 副反応:接種部位の痛み・腫れ・発熱が出やすい

生ワクチン(ビケン)

  • 接種回数:1回
  • 予防効果:約50%
  • 効果持続:5年程度
  • 自費価格:8,000〜10,000円
  • 副反応:軽め

定期接種での自己負担額(自治体例)

  • 東京都内:シングリックス1回 約11,000円×2回、または生ワクチン約4,000円
  • 大阪市:シングリックス1回 約11,000円、または生ワクチン約4,500円
  • 多くの自治体で自己負担あり(無料の自治体もある)

接種の流れ

  1. 自治体から案内・クーポンが届く
  2. 接種を実施している医療機関に予約
  3. 種類(シングリックスまたは生ワクチン)を選択
  4. 1回目接種(シングリックスなら2か月後に2回目)
  5. クーポン使用または自費支払い

帯状疱疹のリスク

  • 発症率:50歳以上で年率約1%、80歳までに約3人に1人が経験
  • 痛み:発疹消失後も「帯状疱疹後神経痛」として数か月〜数年残ることがある
  • 合併症:眼の帯状疱疹で視力障害、耳で顔面神経麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)

接種時期の判断

  • 体調が安定している時期
  • 翌日は休めるスケジュール(特に2回目)
  • インフルエンザ・コロナワクチンとの間隔(同時接種も可能だが医師相談)

よくある質問

Q. シングリックス2回目を予定通り受けられませんでした。やり直しになりますか?

最大6か月以内であれば、2回目を受け直す必要はありません。6か月を超えると効果が落ちる可能性があるため、医師の判断で接種計画が調整されます。

Q. 生ワクチンとシングリックスの両方を打つ必要はありますか?

通常は片方のみです。すでに生ワクチンを打った方が、後にシングリックスを追加する選択もあり得ますが、その場合の有効性についてのデータは限定的です。担当医と相談してください。

Q. インフルエンザワクチンと同時接種できますか?

シングリックスは他のワクチンとの同時接種が可能です。生ワクチンの場合は別の生ワクチンとは4週間以上の間隔が必要です。一般的なインフルエンザワクチン(不活化)とは同時接種可能です。

Q. 帯状疱疹は人にうつりますか?

帯状疱疹自体は人にうつりません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない人に「水痘(水ぼうそう)」としてうつることがあります。子どもや妊婦が同居している場合は、水疱が乾燥するまで接触を避けるのが安全です。

Q. 帯状疱疹発症の前ぶれはありますか?

発疹が出る前に、皮膚のピリピリ感・チクチク感・違和感が数日続くことがあります。「最近、肋骨の片側に違和感がある」「腕や額に焼けるような感覚がある」などの場合、皮膚科を受診して早期発見できると、抗ウイルス薬(バラシクロビル等)を72時間以内に開始でき、後神経痛のリスクを下げられます。

参考資料

  • 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン定期接種化について」— 制度の公式情報
  • 日本皮膚科学会「帯状疱疹診療ガイドライン」— 診断・治療の指針
  • 国立感染症研究所「水痘・帯状疱疹」— 疾患の疫学と病態

※個人差があります。受診の判断は医師にご相談ください。

Photo by Elena Kloppenburg on Unsplash
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参考資料

  1. 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン定期接種化について」
  2. 日本皮膚科学会「帯状疱疹診療ガイドライン」
  3. 国立感染症研究所「水痘・帯状疱疹」

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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