焦げ臭いにおいや黒いすす煙があるなら、時間を計って待たずに運転を止めてください。 ダイキンは、電源プラグを抜くかエアコン専用のブレーカーを切り、点検・修理を依頼するよう案内しています。危険な場所に近づいたり、無理に手を伸ばしたりして操作する必要はありません。異常時の案内
異常が見当たらず、暖房だけが一時的に止まった場合は、霜取り運転などの正常な動作も考えられます。止まった時刻とランプの様子を記録し、お使いの型番の取扱説明書で確かめましょう。
まず、止まる直前の状態を確認する
暖房の途中で温風が止まったのか、電源を入れた直後から風が出ないのかで、見る項目が変わります。
| 状態 | 確認すること |
|---|---|
| 暖房の途中で温風が止まった | 霜取り運転の案内、運転ランプ、再開までの時間 |
| 部屋が暖まったところで温風が止まった | 室温と設定温度、設定温度に達したときの動作 |
| 電源を入れた直後から風が出ない | 暖房開始時の予熱、停止直後の再運転待ち |
| 温風は出るが部屋が暖まらない | 設定、風向、風量、フィルター、室外機の周囲 |
| エラー表示がある、異常が続く | 型番の説明書にある対処、販売店・メーカーへの相談 |
運転ランプの点滅は、霜取りのほか、暖房開始時にも起こります。点滅だけを見て故障とも正常とも決めず、ランプの種類や表示内容を説明書と照らし合わせてください。パナソニックの案内では、霜取り中はルーバーが開いたままで暖房が止まり、終了後にランプが点灯へ変わります。これは同社の説明で、全機種共通の判定方法ではありません。ランプの動作
部屋が暖まり、室温が設定温度に達したときに温風が止まる動作もあります。ダイキンは、暖めすぎを防ぐための動作と説明し、暖房の設定温度を上げて風が出るかを確認するよう案内しています。これは異臭やエラーのない場合に確認する項目です。ご使用の型番の説明書と照らし合わせ、温度を変えても風が出ない、暖まらない状態が続く場合は相談してください。霜取りの頻度を減らすために設定温度を下げる対策とは、確かめる状況が違います。設定温度に達したときの案内
霜取り運転の時間はメーカーごとの目安を見る
暖房中に室外機へ付いた霜を溶かすため、温風が一時的に止まることがあります。霜取りが終わると暖房を再開します。室外機から水や湯気が出ることもありますが、白く見えるというだけで異常がないと断定はできません。
| 確認したメーカーの案内 | 時間の目安 |
|---|---|
| パナソニック | 最長で12分程度。時間や頻度は使用状況・環境条件で変動 |
| 三菱重工サーマルシステムズ | 通常5〜7分、最大12〜14分位で再開 |
| ダイキン | 暖房の途中で風が止まった場合は、3〜10分ほど待って風が出るかを確認。全機種共通の最大時間とはしていない |
15分を超えたら必ず故障、とは決められません。 時間は機種や環境で変わるため、説明書の記載を優先します。案内された待ち時間を過ぎても戻らない、同じ状態が続く場合は、経過時間と表示を伝えて相談してください。焦げ臭いにおいやすす煙があるときは、この待ち時間の話とは別です。
入れた直後に風が出ない場合
ダイキンは、暖房時には冷たい風を出さないように室内機を温めてから送風すること、停止直後の再運転には保護のため待ち時間があることを説明しています。同ページは開始直後と暖房途中のどちらについても3〜10分ほど待って確認するよう案内していますが、霜取り運転の全機種共通の最大時間を示しているわけではありません。運転開始時の案内
何度も電源を切って入れ直す前に、説明書で予熱や再運転待ちの案内を確認してください。異常のない霜取り中について、三菱重工は運転を切らずに待つよう案内しています。
暖房は戻るが、何度も止まって寒いとき
パナソニックは、霜取りの頻度が多いときの対策として、設定温度を1〜2℃低くすること、フィルターの掃除、室外機を雪に埋もれさせないことを挙げています。これは霜取りの頻度を減らすための案内です。暖房開始時や設定温度に達して風が止まった場合まで、一律に温度を下げればよいという意味ではありません。霜取りの対策
温風が出ているのに暖まりにくい場合は、風向や風量も確認します。パナソニックのサポートでは、上向きの風や「しずか」の風量、屋外温度、部屋の広さや構造も確認項目になっています。設定を見直しても暖まらないからといって、すぐに建物だけ、能力だけが原因と決めないでください。暖まりにくいときの確認項目
室外機に雪が積もっているとき
ダイキンは、室外機の吹き出し口・吸い込み口の前を30cm空け、除雪前にエアコン専用ブレーカーを切るよう案内しています。30cmはこの案内の目安で、据付説明書の必要な空間を置き換えるものではありません。雪の日の注意
室外機へお湯や水をかけて溶かさないでください。パナソニックは内部部品の損傷につながると注意しています。高所や足場が悪い場所など、安全に近づけない場合は自分で作業せず、販売店や管理会社へ相談します。
相談前に記録しておくこと
確認しても暖房が戻らない、説明書の対処をしても同じ状態が続く場合は、次の内容を伝えられるようにします。異臭やすす煙がある場合は、記録より使用停止を優先してください。
- メーカーと型番。安全に確認できる本体表示や保証書から控える。
- 運転開始直後か、暖房の途中か。
- 止まった時刻と再開した時刻。戻っていなければ、その時点までの経過時間。
- 点灯・点滅するランプの種類、表示されるエラーコード。
- 室外機の周囲に雪や荷物があるか。
賃貸に備え付けのエアコンなら、修理を申し込む前に管理会社の連絡先も確認します。相談時には、点検まで運転してよいか、出張費や診断料が発生するかを聞いておくと、次の対応を決めやすくなります。