読む力は、字を書く力(書字能力)より先に発達する
字は、読めて初めて、書けるようになる。
書く力、ひらがな や カタカナ、漢字を書く力の前に 「読む力(読みができること)」が重要だという話です。当たり前と思う方も いらっしゃると思いますが、低学年の子供の場合、大人が思う「当たり前」な前提というか、感覚がないことがあります。漢字が苦手という お子様がいらっしゃる場合、ちょっと確認を。
うちの子、2年生の夏ごろです。あまりに漢字が書けなくて、自宅学習の必要性を感じて、学校では、どういう練習をしてるの?と小学校で使っている漢字練習ノートを見たら、びっしり漢字の練習がしてありました。それはそれは、ぎっしり。
こんなに練習してるのに、なんで定着率良くないの?
ここで、ちょっと発見してしまったのです。
書く事に気持ちが一杯で、肝心の「読み」が出来ていなかったんです。つまり 練習している字を読めないのに(知らないのに)、無意味にたくさん書いていた状態でした。それじゃあ、それこそ相当の記憶力じゃないかぎり、覚えられるわけもない(笑)。
そこで、漢字練習をする前に、漢字ドリルなどの「読み」をまず練習するようにしました。読みが、ほぼ完全になった段階で練習をすると、随分定着率が違いますよ♪
実際に、子供の文字の認識能力の研究でも、読む力が書く力より先行し、「読み能力を高めること」が「字を書く力(書字能力)」につながるということが、証明されているそうです。
そう考えると、音読や読書そして、読み聞かせも 結構重要なことがわかりますね(^^ゞ
<おすすめ! 評価の小学生の漢字練習本>
「読む」と「書く」が ぴったり連動した陰山英男さんの本です。陰山英男さんが小学校教師時代に試行錯誤して考案した漢字練習の方法が、コンパクトな練習帳になった徹底反復新・漢字プリント 小学校全学年 。
「例文 音読プリント」+「漢字プリント」という構成で、まず「音読プリント」で例文で読めるようになってから、音読プリントと同じ例文の「漢字プリント」を使って漢字を書く練習に入るのがミソです。うちの子に、とても効果があった本です。コピーをして繰り返し使います♪
1冊で1年生から6年生まで、全学年分入ってま~す♪
評価・レビューも多数⇒徹底反復新・漢字プリント 小学校全学年・レビュー
短期間で各学年の漢字が一通り学習できるように工夫されているので、漢字の先取り学習にも適しています。集中して使えば、各学年1か月位でマスターできるようになってます。
小2の息子は、2学期に入ってすぐ位から始めて、約2カ月で2年生の漢字を一通り終了。あとは、学校のドリルや教科書で出てきて復習というスタイルにしたら、漢字の定着が随分良くなってきました♪ 今後も、この本お世話になり続けるつもりです・・・
実際に、子供の文字の認識能力の研究でも、読む力が書く力より先行し、「読み能力を高めること」が「字を書く力(書字能力)」につながるということが、証明されているそうです。
この研究の文章はどこで見られるでしょうか?
気付くのが遅くて、返信が遅くなりました。
うちの子供が小学校に入り字の勉強でとても苦労した時に、見つけたものです。三塚 好文 さんという方の学術論文です。 タイトルは、健常児における書字能力と形態認知との関連について 精神遅滞児の書字能力を高めるための基礎的検討というものです。ここでご覧になれるでしょうか。学術論文を検索できるサイトです。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006784856
実際、子供の漢字の練習の様子を見ていたら、読めなかったり意味もあやふやなのに、ぼんやり練習していたりしてました。少し位書く方が苦手でも、まずは・・・と読める事を大切にしてみました。
お役にたてると良いのですが・・・